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熟女倶楽部  作者: 瀬田川 廡輪
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第七章〜身元判明一人目

さん 住んで行きます。一人目の 身元判明です。お読みになっていただけましたら幸いです。

これまでんに判明した五名の被害女性の、わかる範囲での身元を列記しておこう。

一人目の女性、これは下腹部と喉元を鋭利な刃物で刺されたことによる失血性ショック死と思われるのだが、その被害者の名が、所持していた運転免許証から判明した。

沢木田さわきだ克子かつこ、59歳。この沢木田婦人は、東京都荒川区に居住しているらしかった。この場所は新宿区であるのだから、ここにたどり着くまでの道のりはそう近くはなく、なかなかご苦労なことだと思われた。

免許証に印刷された顔写真により、本人に間違いはなさそうであった。

ショートボブのスッキリした髪型は非常に上品で、血液臭の立ち込める中にも感じられる香水の香りは、高級なものどと知れた。ベージュのタイトミニスカートから伸びる脚は年齢を感じさせない程度には細く、美しかった。

俺は、それらの特徴を、手帳にメモしていった。

彼女の家族に問い合わせれば、職業や病歴、この倶楽部との関係もわかれば明かされてゆくであろう。

「ちっ」

俺は舌打ちした。このホトケがなんだかとても哀れに思えてきてならなかったのだ。

調べがついたホトケの順に、遺体の運び出しがはじまった。これから、本部に送られ、法医解剖が行われ、死因も確定されるであろう。性的行為を受けたかどうかなども。

なお沢木田女史の所持品には、エルメスのバーキンなど、高級ブランドが多く、その経済的な裕福さを表しているようであった。

お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。次、書きます

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