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なまえのないうた

作者:shiori@
 ”積み上げた自己嫌悪、ーーーその先へ向かって”

 尾宮 稀生(おみや けい)は夜間の交通整備のバイトをしながら六畳一間の都市郊外にあるアパートで一人ひっそり暮らしていた。仕事の時間以外ほとんどパソコンの前で過ごし、最近は一人のネット仲間”Hatikah”とのチャットが暇つぶしの材料であった。
 そんなある日、仕事から帰ってきた尾宮の元に大きなダンボールの包装が届けられる、中に入っていたのは精巧なダッチワイフ、届け主は母からであった。
 目的不明の代物、言葉のないメッセージ、社会への不満、償いのための時間、崩壊する自我、激情する心情は行く宛もないまま一つの人形にむけられる。本当の願いを隠したまま。
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