兄は人狼②
「人狼だと思っていた化け物ちゃんを処刑したにもかかわらずゲームはまだ続いています。人狼は化け物ちゃんではなかったようです」
「そ、そんなことよりいつまで続けるんだよ・・・」
「市民チームか人狼チームかどちらかが勝つまでです。人数を追放すれば市民チームの勝ち。市民チームと人狼チームが同数になれば人狼チームの勝ちです」
「・・・で、どうだったんだよ。占いは誰か占ったんだろ?占い師もう出てもいいんじゃないか」
「あれ?スヌーピーがいなくない?」
「スヌーピーどうした?」
「スヌーピーは人狼に襲撃されたようですね」
「襲撃って・・・人狼に襲われたってことか」
「俺、占い師」
「金ちゃん」
「おお、良かった。占い師は生きてたか」
「俺は騎士なんだ」
「ハイド、ちょっと待て!俺は市民だぞ」
「ただのつまらない男」
「五人居て二人死んだ。残り三人で・・・て、ことはこの中で誰かが嘘ついてるってことか」
「そろそろお時間です」
「ちょっと持ってくれよ!どうする」
「金ちゃん、占い師なんだろ?誰を占ったんだ?」
「ただのつまらない男だよ。市民だった」
「そうだよ・・・って、ことはハイド!」
「俺は違う!俺は騎士なんだって!本当だ!さっきもお前を守ったんだぞ。ただのつまらない男」
「その気持ちは嬉しいけど。俺は金ちゃんに占われて当ててるからな」
「冷静に考えてくれ。あいつ適当なこと言ってるって可能性はないか?」
「いや、ただのつまらない男は市民だよ。人狼はハイド、君だ」
「ちょっと持ってくれ!俺は人狼じゃない!騎士なんだよ!こんなところで死ぬのはごめんだ!」
「ゴーン」
柱時計の音。
「それでは投票をお願いします。これで決着しますので理由は結構です。では、ただのつまらない男から」
「俺は市民だからな・・・とりあえず申し訳ない」
「さよなら、ハイド」
「お前絶対怪しいだろ!くそ!俺はこんなとこで死ぬのか・・・せめてもの報いだ!俺は金ちゃんに投票する!」
「それでは結果が出たようです。金ちゃん二票、ハイド一票。よって金ちゃんを人狼とみなし処刑することにします」
「ただのつまらない男・・・」
「まあ、色々考えて付き合いの長さで決めたよ」
「金ちゃん何か言い残すことはありますか」
「そんな・・・俺は人狼じゃない!なんで!」
「偽占い師め!」
銃声。
「相変わらず容赦ないな・・・」
沈黙。
「おめでとうございます。市民チームの勝利です。人狼は処刑され市民に平和がやってきました」
「よしっ!」
「勝った!」
「なぜ喜んでいるのですか?大事な友人が亡くなったんですよ」
「あっ、いやそうだけどさ・・・」
「なんていうか・・・」
「私はこれを証明したかったんです」
・金ちゃん×(人狼)
・ただのつまらない男○(市民)
・スヌーピー×(占い師)
・ハイド○(騎士)
・51×(事故)
・化け物ちゃん×(狂人)




