兄は人狼⑤-3
「それでは話し合いをしてください」
「ミクがいない・・・」
「今居るのは八人か・・・」
「翔くん、人狼だった」
「ナイス!彩」
「人狼はあと一匹」
「俺は加奈を占ったよ。翔に投票しなかったからね。でも、白だった」
「そうよ、私は共有者だもん」
「共有者?」
「相方は?」
「言っていいの?」
「言えよ」
「じゃあ言うけど、マネージャー」
沈黙。
「マネージャーはなんだったんすかね。人狼と言って混乱させたくせに、狂人でもないなんて・・・」
「これで仮確定なのは彩の霊媒師、太郎の占い師、加奈の共有者、マネージャーの共有者、人狼がミズキと翔」
「そうなりますね」
「これで正体が分からないのは俺とオカッパ、雪人、マッチ棒、シメジ。この中に人狼がいるってことか」
「襲撃されたミクは人狼ではなかった」
「ま、発言からして普通に市民ぽかったです」
「時間の問題だな」
「オカッパに投票したのは加奈と翔。翔は人狼だった。加奈を怪しいと思った太郎は加奈を占った。結果白。そして加奈は共有者と告白。相方の共有者はマネージャー。マネージャーも人狼ではなかったということになる」
「そうなりますね」
「オカッパが仮に人狼であった場合、翔にずっと投票してる。ただでさえ人数が少ない中で人狼同士が殴りあうとは思えない。そうなってくるとオカッパも白の可能性がある。残ってる奴らで探すか」
「ずいぶんとなれてきまたね」
「バカマネージャーが居なくなって恨みは誰にもないんだけど、ミクが襲撃されたのはショックだった・・・」
「ルカさんのお客さんですもんね」
「俺占い師なんだけど次に誰を占えばいいですか?」
「そうだな。マッチ棒かシメジか」
「クソみたいな源氏名しやがって」
「お前も人のこといえないぞ。太郎」
「俺は浦島太郎の末裔だからまともな名前です。それよりオカッパってなんだよ」
「い、いいじゃないですか・・・」
「変な髪形しやがって」
太郎を睨みつけるアラックス。
「ゴーン」
柱時計の音。
「それではそろそろ投票をお願いします」
「いや今回はわからん。どうするか」
「ルカさんから投票をお願いします」
「俺はぶっちゃけ、今言うタイミングかわからないけど騎士なんだ」
「ルカさん騎士?」
「あっ、ああ。だから彩、太郎と順番に守ってきた。今回はまた彩を守る。そうすれは明日結果がわかるからな」
「騎士・・・」
「他のみんなはマッチ棒かシメジどちらかに入れてほしい」
「あたりさわりないのに入れるってことね」
「なんで俺たちが犠牲に。市民なんですよ」
「申し訳ないが俺はマッチ棒に入れる」
「ルカさん・・・」
「理由はなんですか」
「・・・顔がブサイク」
「それではオカッパさん投票してください」
「そんな理由でいいんかい!」
「僕もマッチ棒さんで。髪形がダサいから」
「お前が言うな。このオカッパ野郎」
マッチ棒を睨みつけるアラックス。
「それでは雪人さん投票してください」
「俺はシメジで。シジミだったら肝臓に良かったんじゃね」
「なんかふざけてないですか?こっちは命かかってるんですよ!」
「は?知らんし」
「それでは太郎さん投票をお願いします」
「俺はどちらかを占うよ。とりあえず今の段階ではシメジに一票。理由は第六感としておこう。これでマッチ棒とシメジの五分五分だ」
「意味がわからない!」
「俺たちはお前らのオモチャじゃねーぞ!」
「それではマッチ棒さん投票してください」
「おれはこいつに投票する。シメジ」
「おい!マッチ棒仲間だろ!」
「しらんけど」
「じゃ俺もお前に」
「おい!」
「マッチ棒に入れる。生理的な問題だ」
「こっちもだ!」
「それでは加奈さん投票をお願いします」
「三対三ね。えーと、じゃあ、私はシメジ君に投要する。マッチ棒君はヘルプで頑張ってくれてたし。顔の差」
「こいつより俺のがかっこいい!」
「いや、どっちもどっちかな・・・私のタイプはマッチ棒君」
「最後に彩さん投票をお願いします」
「ここは真剣にやらないといけないわね」
「頼むぜ彩さん」
「ごめんね、シメジ君。前から思ってたんだけど、シメジジメジメジメジメファイヤーってギャグすごくつまらないの。たがらシメジ君に投票するわ」
「ぜんぜん真剣に投票してない・・・」
「投票の結果。マッチさん三票。シメジさん五票。よってシメジさんを人狼とみなし処刑いたします。最後に言いたいことはありますか」
「特にないよ」
「それでは」
銃口を向けるアラックス。
「あ!最後に一言だけ!シメジジメジメジメー」
銃声。
・オカッパ
・ミズキ×
・翔×
・マッチ棒
・シメジ×
・ミク×
・太郎
・ルカ
・彩
・加奈
・マネージャー ×
・雪人




