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デレク

　元重装歩兵。小柄だが筋骨隆々としている２１歳。

　メイスンがセニアの元へ執事として仕えるに当たり、シオンの計らいで腕利きとして手配され、シェルダンの部下となった。

　背が低いことが災いして、重装歩兵部隊では思うようなキャリアを送れなかった過去を持つ。

　性格は闊達であるが、肉体を強化することに拘ってきた経緯から、今でも年下の兵士などに過度の訓練をさせようとしてしまう傾向がある。

　シェルダンとはよく酒を呑み、酔いつぶれた泣き上戸のシェルダンをカティアのもとへと送っていく役割もよく担う。

　武器は異動当初は、鋼鉄製の槍を使っていたが、現在はシェルダンより譲り受けた棒付き棘付き鉄球を使用している。

　ピクトック山道での合戦やミルロ地方の魔塔攻略において、その剛力を武器に数々の手柄を挙げる。

　さらには特務分隊でもシェルダンについて第１ファルマー軍団へと異動することとなった。