シオン・ドレシア
細い、鋭い、怖いの三拍子揃った、ドレシア帝国第1皇子。25歳。紺色の髪の青年。
現在のドレシア帝国における政務をほぼ取り仕切っており、次期皇帝に最も近い男。
一時は魔術の才に優れ、国民人気の高かった、異母弟のクリフォードに嫉妬していた。さらに聖騎士セニアと恋仲にクリフォードがなったことで、さらにクリフォードへの警戒を深め、帝国を二分しかける。
しかし、アスロック王国を利し、ドレシア帝国に害をなすだけだと悟り、自ら和解する。
ドレシアの魔塔攻略前には、クリフォードが炎魔術以外からきしであることを思い出し、皇帝位関連のわだかまりは全て瓦解した。
ゴドヴァンとルフィナの痴話喧嘩をゴシップ誌にリークするなど独特のユーモア感覚を持つ。
ペイドランとイリスの仲をいずれ取り持つ、と言っていたものの、どこまで本気か分からない。
セニア出奔時には、さらなる魔塔の攻略を警戒しており、公表を差し控えていた。
その後、ゴドヴァンとルフィナを取られ、自分の手元には強力な人材がいないことを悟る。
そして、ペイドランを欲しがる。シェルダンを使って手元に引き寄せようと目論む。
現在は新領土となった、ゲルングルン地方やガラク地方、ラルランドル地方の統治のため、ルベントの離宮で政務をこなす。
また、ペイドランとイリス夫妻の結婚式代を全て持つなど、この推し活を唯一の趣味、息抜きとして楽しんでいる。