クリフォード・ドレシア
ドレシア帝国第2皇子。20歳。
赤髪に緑がかった瞳の美男子。
炎魔術の素養があり、その実力は一般的な魔術師を遥かに上回る。
アスロック王国を脱出し、出会ったセニアに一目惚れ。以降、積極的に庇護するも、知らず骨抜きとなり、自分を見失い、兄のシオンと抗争となりかける。
兄との和解を機に、ドレシア帝国の魔塔攻略に参加し、大いに力を発揮し、本来の自分を取り戻す。
シェルダンの死を信じ、シェルダンの父母と恋人のカティアに金貨100枚ずつを支払う。
そして、シェルダンの抜けた穴を補うべく、ペイドランなどを呼び出して魔塔攻略の反省会を行うようになった。
その後、セニアの神聖術習得や魔塔へのスタンスなどで揉める。心配する心情とは裏腹にセニアには独断専行されたり、イリスにはペイドランへの色仕掛けを誤解されるような言い方をして嫌われたりなど。
魔塔の外ではポンコツぶりをいかんなく発揮している。
二重詠唱を極めたことで瞬間的な火力はさらに増した。
ガラク地方の魔塔攻略では、同じく魔術を操るガードナーの面倒をよく見ており、またここぞというところでは、メイスンに命令を下し、ゴドヴァン、ルフィナも仕切って見せており、聖騎士セニアからは、こっそり見直されている状態である。
使用した術)クリフォードの使う魔術は中空に赤い魔法陣を生み、そこから放出する。シェルダンの知る通常の魔術師とは出力からして異なる。
クリフォード曰く、一般的な魔術師はほぼ手品師とのこと。
ファイアーボール・・・火球を無数に放つ。
ファイアーアロー・・・炎の矢を放つ。貫通力を持つ分、より強力である。
ファイアーピラー・・・巨大な炎の柱で敵を呑み込んで灼き尽くす。
獄炎の剣・・・詠唱に時間はかかるものの、極めて強力な炎の剣で持って敵を焼失させる。
獄炎の双剣・・・二重詠唱を習得したことにより、獄炎の剣を2つ同時発射出来るようになった。防御特化の鋼骨竜を消し飛ばすほどの火力を有する。