セニア・クライン
元アスロック王国の聖騎士。18歳。水色の髪を持つ美女。
聖剣を振るい、並外れた剣技で人々を救い続けていたが、婚約者であった皇太子エヴァンズに妬まれて処刑されそうになる。
シェルダン含む人々の助けを得て、エヴァンズの元を逃れて隣国のドレシア帝国に亡命した。
父レナートを早くに亡くし、神聖術を学べなかったことで、剣術に特化した聖騎士となってしまう。その剣術でも、第1皇子シオンの腹心である騎士団長ゴドヴァンには劣る。
現在はゴドヴァンとルフィナから得た『聖騎士の教練書』により、神聖術を修行中。
ドレシア帝国第2皇子クリフォードから想いを寄せられる。当初、侍女であったカティアがいうところ、剣術と魔塔のことばかりで無自覚であった。
ドレシアの魔塔、攻略を経て第93話現在は心惹かれつつある。ただし、アスロック王国への侵攻などへの思いからすれ違いも生じている。
追い打ちをかけるように神聖術「千光縛」の習得が上手くいかず、焦りもあって、アスロック王国の奸計に乗ってまんまと一人でゲルングルン地方の魔塔を目指してしまう。
そして、騎士団長ハイネルと交戦して敗北。捕縛されるも、シェルダンに救出され、ペイドランらに保護される。
自らの未熟さや甘さを再認識し、離れかけた仲間を一つにはするものの、至らぬ点はまだ数多。
ただ、潜在能力はやはり凄まじいのか、ゲルングルン地方の魔塔攻略戦においては規格外の千光縛を放つなど活躍する。
ゲルングルン地方の魔塔攻略後、その功績として、女性でありながら候爵位を授かる。屋敷を賜り、そこの執事として合流した、親戚のおじ様、メイスン・ブランダードに懐く。
相変わらずの迷走ぶりを披露するも、死んだふりをしていたシェルダンの生還を知るとともに喝を入れられて、気合を入れ直す。
ガラク地方の魔塔攻略では防御力を活かして奮戦する。ただ、剣技と神聖術双方をバランス良く遣うメイスンには腕前の差を思い知らされていた。
《神聖術の進捗》
オーラ・・・状態異常や瘴気を防ぐ結界を自身や対象にかける。→修得済み
閃光矢・・・無数の光の矢を放って射抜く。→修得済み
千光縛・・・光の鎖で敵を捕らえて動きを封じる。→難航中
回復光・・・傷の治癒。体力の回復を行う光をかける。→修得済み
光集束・・・敵を貫く光線を放つ。→習得済み
快癒 ・・・瘴気由来の状態異常を癒やす→習得済み
光刃・・・光の刃で魔物を核ごと両断する→教練書にすら載っていない。未知の技状態である。