シェルダン・ビーズリー
本作の主人公。ドレシア帝国第3ブリッツ軍団軽装歩兵隊第7分隊隊長からミルロ地方の魔塔攻略後、人事異動により第1ファルマー軍団へ。
21歳男性。中肉中背。灰色の短髪。
千年以上続く軽装歩兵の家系。
断罪された聖騎士セニアを助け、隣のアスロック王国からドレシア帝国に亡命した。
武器は支給された片刃剣と腹に巻いた鎖鎌を主に使う。魔塔攻略時にはさらに腰に3つのポーチのついた帯革を巻き、流星鎚を用いる。
長い家系の中で、魔術師や聖騎士の血が混ざったことで、魔力と法力を微弱ながら持ち、神聖術オーラや身体強化などを使える。
かつてはセニアの父レナートとともに最古の魔塔最上階に至ったこともあった。その際、レナートを死なせたことで、その娘セニアには複雑な気持ちを抱いている。
ドレシアの魔塔攻略時に死んだふりを行い、一部貴人の間で死んだことになっていたが、元部下ペイドランにより、その結婚式にて生存を暴露された。
第1皇子シオンの庇護により魔塔攻略をしばらくは逃れる。
自らの元副官カディスの双子の姉にして、聖騎士セニアの侍女カティアと恋仲になった。101話において、カティアにプロポーズを敢行。受理されたことからより、結婚へと近づいた。
また、ドレシアの魔塔において、失った鎖鎌に代わり、アダマン鋼の高価な鎖鎌を特注した。
アスロック王国の重装騎兵隊、騎士団長ハイネルを奇襲したことにより、拉致されかけた聖騎士セニアを救出するもその独断専行を悟り、怒りのあまり縛られたままのセニアを置き去りにし、さらには聖剣も没収してしまう。
その後、強力な魔物ジュバを征伐するなど功績をあげるも魔塔内にて分隊員のメイスンに聖剣を見咎められる。
聖剣をセニアに返還する途上で、死にかけていたペイドランの恋人イリスを保護する。
ゲルングルン地方の魔塔攻略後、帰還したルベントにて、ドレシア帝国の第1皇子シオンよりペイドランがほしいとの無茶振りを受ける。
イリスが死んだと思い込むペイドランを説得するも、イリスの病室へ無作法にも立ち入り、不興を買って、嫌がらせをされた。
両家顔合わせも恙無く終えて結婚へと着実に進んでいる。
カティアからの後押しを得て、ラルランドル地方の合戦では、アスロック王国に残してきた分家の力を使って、アンダーで戦を勝利に導いた。
ガラク地方の魔塔では、ガードナーをメイスンによってセニアらに奪われるも、無事、第1階層にて戦を終えた。
ガードナーの昏睡にはかなり腹を立てた模様。
ミルロ地方の魔塔攻略直前、セニアらと合流し聖騎士の教練書最終巻を渡した。さらには聖剣を目覚めさせた後のセニアに訓練をつける羽目になる。
ミルロ地方の魔塔攻略には参戦し、最上階において女帝蟻に苦戦するも手配した元部下や現部下の増援により逆転する。
人事異動により、アンス候爵に第1ファルマー軍団へ引き抜かれる。昇進を宣言されており、本人だけはげんなりしている。
最古の魔塔攻略にはあえて同道せず特務分隊を組織し、魔塔の外にいるはずのヒュドラドレイクの分体を倒そうとする。
戦の後にはカティアとの間に授かった娘の出産に立ち会うこととなった。




