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オタチート会長はいかが?  作者: とりモヤシ
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御他チート会長

16.休日登校会長はいかが?


「あー…クソ眠いしめんどクセェ…」

今は土曜日の午前7時30分だ。

なぜハイパークールイケメンジャス(以下略)な俺がなぜ朝から気力を失いかけてるのかというと今日は土曜日。そう、普通は休日なのにバザーで登校しなければならない。(生徒会強制)

一応俺たちの集合は9時だ。きっと他の生徒は遊んでるんだろぅなぁ…いや、政は1人でアニメ見ながら盛り上がってるか…まぁそんなことはどうでもいい。今日の俺たちの役割はバザーの見回りくらいだ。と言ったってこんな田舎のバザーなぞ来るのはせいぜい近所の人くらいだし何かやったところですぐ分かるから実質見回りと言う名のウォーキング状態だ。結局俺は全てを諦め、支度を始めた。

「おはようございます。生徒会長。」

「ういーす。オタ会長。」

「ういー…」

ってん?ここって俺の家だよな…周りにいる様子もないしこれは

「そう。私のテレパシーよ。何しろちょっと伝えたいことがあってね。」

「あぁーん…さっさと言ってくれ…」

「今日私、急用できたから顧問に伝えといて。んじゃ。」

プツン。

ん?顧問に伝えといて…急用…顧問に伝えといて…急用…

「今日あいつこねぇのかよ!!」

ツイてない…俺…何か悪いことした?

まぁうるさくないからいいか。

そして時計を見ると8時30分になってたことに気づき俺はトーストをくわえながらダッシュで学校へ向かった…


17.見回り会長はいかが?


「遅刻遅刻!!私、大駒 雄、普通の15歳!!今日は朝から変なヤツら(主に美久莉)のせいで時間をめちゃくそ奪われて遅刻の危機!やっばーい!遅刻しちゃう!!」

この独り言を言ってる途中に俺は気づいた。クラスのコミュ力の塊みたいな奴に全て聞かれてたことを…

俺は心にダメージを負ったまま学校に着いた。

「クソ…今日学校さえ無ければ…」

「おぅ、来たか大駒。幹屋なら生徒会室で待ってるぞ。」

「ありがとうございます!」

俺はダッシュで生徒会室に向かった。朝から走るな…

「遅かったですね。生徒会長。あ、どっち先行きます?」

一応今日見回るのは全部で5時間。分で言うと300分だ。それを生徒会メンバーで3等分、そう、100分ずつだ。しかし、美久莉が途中退場したため2等分になり、150分になったわけだ。

「じゃあ俺が行く。」

「分かりました。行ってらっしゃい。」

そう言うと彩月は参考書を取り出して勉強を始めた。マジメかよ。

俺はバザー中の学校を見回る。ちなみに売られてる品物は様々だ。ちょっと面白いから見回りついでにどんな物売ってるか見てみるか…

…60分後。

ワクワクドキドキ波田中学校バザー珍品プレゼーン!わーい。パフパフー

第3位~なんかワケわかんない牛の置物~

誰得。

第2位~ワクワククルクル肉じゃが製造キット~

いや、普通に作れよ。

堂々の第1位は~いやらしい本~

いや、何故学校許可したし。てかこれ18禁じゃねえか。

おまわりさーんここでーす(棒)

いいかい?俺はこんな事を考える程暇だということを分かってくれ。

「もしかして…ケフェウス様でしょうか?」

一言言わしてくれ。

「は?」

俺は全くワケわかんなかった。


18.知ってしまった会長はいかが?


俺は一体この男が誰なのか分からなかった。

「あの…どちら様ですか?」

「やっぱり自覚はあるんだね。」

「いや、自覚って…ケフェウスって誰ですか?」

「無意識のうちの自覚か…」

会話かみあってねぇ!!!!!!!!!

くそ、どうすれば。

「おっと…失礼。遅れました。どうぞ僕をレグルスとお呼びください。」

そういうとその男は深々とお辞儀した。

「いや…それよりケフェウスって…?」

「一つお聞きして良いでしょうか?」

「ん?いや…こっちが…」

「なぜあなたはケフェウスと呼ばれて自分だと分かったのです?私は呼んだ以外は何もしてないですよ?肩を叩くなどの行為も…」

「…!?」

俺は驚きのあまり声が出なくなった。確かになぜ俺はケフェウスで反応したんだ?奴が言ってた通り俺は無意識に反応していた。仮に俺に何か関係があるなら…

「私はとある組織から来ました。今回はあなたの能力、そう。同位変換について説明したいのです。30分ほどいただけるでしょうか?」

「いや…流石に今は…」

当然俺は見回り中だ。一応トラブルが起きる可能性がほぼ無いとはいえ、その可能性が0というわけではな

い。実際少し前に通り魔も現れたくらいだ。油断はできない。

「左様ですか。では、【終わらせますね。】」

「え?」

そう言うとレグルスはいきなり詠唱を始めた。

「天地天王の時系よ。太陽暦において我々の空間のみを…何分くらいです?後。」

「え…70分くらいですかね…」

「分かりました。はぁ…天地天王の時系よ。太陽暦において暦、70ほど狂わしたまえ。」

そう言うと…何も起こんなかった。強いて言えばいきなりいくつかが完売していたのと目の前に彩月がいたくら…くらい!?

「何やってんですか生徒会長。早く生徒会室戻ってください。」

「え?」

俺は校舎についている時計を見るとその時計は11時35分を指していた。

本当にいつのまにか70分経っていた。

「あ…ああ…後は任せた。」

俺はとりあえず生徒会室へ戻る。レグルスと共に。

「では、率直に言います。なぜ貴方の同位変換を知っているのか。なぜ貴方をレグルスと呼んだか、なぜ貴方だとすぐ分かったか。それは…」

男はフードを取る。

すると目の前に現れた顔は俺と瓜二つだった。

「大駒 雄さん。私はレグルス。そして人間としての名が…」

その時、後から思うと俺はその時耳を塞いででも聞かなかったらあんなことに巻き込まれなかったのかと思う。だが、思春期の男子の好奇心というのは一度抱くといい方向にも悪い方向にも暴走してしまう。

そう。俺は抗えなかった。たとえ後ろに大きな運命が待っていようと…

「大駒 刃と申します。そう。雄。貴方の先祖にあたる人物です。」

その時、俺はただどうすればいいのか分からなかった。目の前に自分と同じくらいの年代の先祖がいるのだ。

「まぁ、雄。これから君が知りたいことを全て話す。何でも聞いてください。」

「じゃああんたの能力は…」

「僕が持ってるのは時間流操作(タイムコントロール)。まぁ一言で言うと世界を巻き込むタイムマシンでしょうか。あとは同位変換(イコールチェンジ)、そして個人停止(ストップ・ザ・ワン)というところでしょうか。」

「何だと!?つまりは俺の…いや、俺の父親と俺の母親の能力を持っているということなのか!」

「そういうことです。」

「でもなぜ…父親の方は分かるがなぜ俺の母親の能力も!!」

「ではお聞きしますが池の同じ地点からAさんとBさんがそれぞれ逆方向に池の周りを同じ速さで出発しました。さて、AさんとBさんは合流しますか?しませんか?」

「そんなの池は大体円状だから合流するに…まさか…」

「そう。元々貴方の母親と貴方の父親の遠い先祖は姉弟でした。そしてその姉弟の父親がこの僕ということです。」

「でも何でそんなことわかんだよ!」

「僕が個人停止を自分に使って見たからね。僕にとっての【未来】。君にとっての【過去】を。」

「まさかこの時代に来たのも個人停止で…!」

「That right.」

「そうか…でも本当はアンタから何か伝えたかったからこっちの時代に来たんじゃないのか。」

「勘が良いね。流石は僕の子孫だ。その通り、同位変換について教えてあげようと思ってね。」

「一体何を俺に教えるんだ。」

「ところでだが君は同位変換をどこまで知っている?」

「固体を他の固体、液体を他の液体、気体を他の気体に変えられ、その変えた人物や物のトラウマが副作用としてくるという能力だろ?」

「まぁそんなところか…」

「そんなとこって何だよ!!」

「まだ君は知らなすぎる。あの能力を。」

「別にいい。知りたくもない。」

「ホントにかい?」

「ああ。どちらにせよそろそろ彩月が帰ってくる。」

「そうかい。まぁ、また今度来るとするよ。ただ一つだけ言えば能力を使うのは【ほどほどに】しときなよ。それじゃ。」

そう言うと刃はいきなり消えた。おそらく時間流操作でも使って未来に飛んだのだろう。

「ただいま帰りました。生徒会長。」

「おう。おかえり。じゃあ帰るか。」

「そうですね。」


20.お疲れ会長はいかが?


「ふぅ…疲れた…」

俺は疲労のあまりすぐベットへ飛び込んだ。

「さて…寝るか…」

zzz…とないかず、地味に眠れん。

仕方ない…ゲームで何か来てないか見とくか…

そして俺はしばらくたち、ふと思う。

案外大駒 刃を検索したら何か出てこないかと。

俺は試しに検索すると上の方はほとんどSNSのプロフィールだった。

「ま、こんなもんか。」

俺はボーッとした状態でスクロールすると

【大駒 刃、最大の未解決事件】

俺はそのまとめを開き、記事を読むと間違いなく俺の先祖の大駒 刃、そのものだっ…

あれ?意識が…










「見てしまいましたね。」


番外編:副生徒会長のバザー巡り


やあーみんな!さつきんだよ☆「あれ?普段と違くない?」って思った奴は容赦なくポイ☆だからね♪

さて、バザーをめーぐるとー

もう何もありませんでした。以上、脳内から幹屋がお送りしました。

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