ハローリトルガール
鉛筆がたりない。
シャー・・・プペンにしたほうが、
いいかも
でも・・・。
ない。
もうなくなって
全部使ってしまった
かけない
コンビニは遠い
頭を掻いていた
人ってあせると本当に頭を掻くんだな
と思っていると
あった机の下に落ちていた、鉛筆一本
彼はすぐさま拾った
ない!
五線譜がなくなった!
「クソッ!」
鉛筆を机に叩きつけていた
頭が痛い・・・
痛みがどんどんと増している
このままだとショックで狂ってしまう
早く
はやく~~
痛みはおさまりそうにない
でもこの痛みの原因は分かっている
それは
それは、どこからともなくやってきて
破れた堤防からあふれる水のように
あの音楽が浮かんでくる
頭の中に
少しも違うことなく
あの音楽が
だが書くと消えていく
その分頭痛もおさまる
いつか、終わるのだろうか
終わらなかったら本当に狂ってしまう
どちらにしても
書くしかないのだ
終わっても終わらなくても
鉛筆がなくなった
ちょうど、書き終わった。
タイトルは、love me do...。
さっきまでの頭痛はなくなっていた。
だがひどい眠気だ。
その場に倒れ込んでしまい、眠ってしまった...。
そして翌朝、起きた時に僕、高田高明はとんでもないことに気づいてしまうのだった。