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第四話「やっちまった。」

どうやら・・・やっちまったようだ・・・

目が覚めると裸にシーツ一枚。部屋の中は自分の放ったであろうリビドー?

ほとばしり?子種?・・・まぁ言い方はそれぞれだよね。

とにかく、その匂いが充満し・・・なんかカピカピ。

私自身よりも早起きな・・・せがれ?エリンギ?フランクフルト?

まぁ、これも言い方は人それぞれ。

その、フランクフルト?ポークビッツじゃないからね?は

先ほどのリビドーまみれだけじゃなく血まみれ。

とどめに。。。裸で抱きついている・・・色々なところが血で汚れているマナ。

状況証拠的には・・・


酔った勢いで押し倒して初めてを奪っちゃいましたって事だよね?


導き出される答えは他に無いよね?

「・・・・んっ・・・うーん・・・」

うぁ・・・目覚ました・・・

「・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・お、おはよう・・・マナ・・・」

「・・・・は、はい・・・おはよう・・・ございます。・・・」

うーわー・・・き、気まずい。

自分の恰好をぼーっと眺め・・・ふと、我に返ったのか

慌ててシーツを手繰り寄せ包まってベッドの端まで後ずさる。

「あ、あの・・・・わ、わたし・・・・」

混乱してるのか涙を浮かべ真っ赤になりながらも震えている。

責任・・・取らないとだよね。男らしく・・・

「マ、マナ!」

「ひゃぃ!!」

こ、言葉にするのって結構きつい・・・でも・・・

「すまん!マナ!!」

「えっ!?」

「ちゃんと責任取るから!お、俺にできることなら何でもするから!!」

「・・・・えっ?えっ?」

「一生、面倒見るから!!」

「・・・・・」

言われたことを反芻し・・・・状況が理解できたのかさらに真っ赤になって・・・


ぱたっ

「わわー!!マナ!!!」

マナが頭から湯気吹いて倒れた。




***************************


(どどど、どうしよう・・・)

意識は取り戻したけどわたしはまだ寝たふりをしていた。

(なにか、とんでもない勘違いさせてしまったみたい・・・)

昨日、いや昨晩なにがあったのか・・・真実はこうだ。

父が勧めたお酒、あれでタクト様は潰れてしまった。

強力な精力剤効果もあるお酒らしい。

潰れたタクト様を部屋まで父と運んだ。

部屋まで連れてきた後、父は殴りたくなるような笑顔でサムズアップして出て行った。

・・・既成事実をつくれと?・・・そうですか・・

その後、ベッドに寝かされたタクト様が大汗をかいている様なので

着替えさせようと服を脱がし・・・

わわ!タクト様のハダカが!!!

わたしもだんだん興奮してきた。

ズボンを下ろし・・・最後の砦、おパンツに手をかけ・・・

一気に引きずりおろすと・・・・


タクト様のまつたけ?エリンギ?・・・とにかく元気に『びよよ~ん!』と飛び出した。


その瞬間、わたしの興奮も最高潮!

鼻の血管が切れて噴出。あたり一面血だらけに。

血まみれになってしまったのでわたしも服を脱いだ。

そして貧血でふらふらっと倒れこむ。

タクト様もお酒の影響でなのか倒れこんだわたしに触れた瞬間、一気に爆発。

マツタケから白いもの噴き出して・・・わたしの顔に・・・

貧血とタクト様の匂いで意識が遠くなり・・・折り重なるように・・・

そして気を失ったまま朝を迎えた。


結局、タクト様は何もしてない。

「酔った勢いの事故」など起きていないのだ。


この真実を伝えるべきなのだろうか・・・

これって一気に距離を縮めるチャンスだとは思う。

というか、このまま結婚!なんてことに・・・

でも・・・黙ってるの、気が咎める・・・

でもでも・・・せっかくその気になってるのに・・・

いや、でもでもでも・・・

後でばれたら・・・だましたとか思われて・・・

嫌われたり・・・・それは嫌だ

Д゜)ノ

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