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アーク・ライズ 地平線から昇る太陽を夢見て  作者: 仲仁へび
第一部 始まりを告げる世界

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第7話 本部長からの依頼



 自治組織 本部


「君達、ちょっといいかね?」


 本部に辿り着くと、普段はいないカルドネ本部長が出迎えてくれた。

 堅苦しいから苦手だけど、挨拶しないわけにはいかない。


 悪い人じゃないから、嫌いじゃないんだけど。


「あー、カルドネ本部長。おはようございます」

「うむ、オルタとキャロンか。本日はよく来てくれたな。こちらから話がある」


 挨拶したら本部長直々から話があると聞かされてキャロと二人で顔を見合わせる。

 まさか、そんなお偉いさんから頼み事をされるとは。


 この人は、こんなところをぶらついていて良い人じゃない。


 もっと、厳重な建物の中で、椅子にふんぞり返っていても不思議じゃない人だ。


 なんていったって、この組織を創設したメンバーの一人だし。


 でも、ぜんぜんそういう所がないんだよな。

 偉ぶらないし、ちょっと堅苦しいけど、他の創設者より断然親しみしみやすい。


 けど、そんな人が直々に俺達に頼みごとをするのは珍しかった。

 普段激励とか、勤務態度の見学とか改善の提案とかはよくしてるけど。


「時間は大丈夫かね?」

「え? ああ、はい。今日は今の時間は用事ないんで」

「ならばよかった。ついてきたまえ」


 一体何を頼まれるんだろうかと首を傾げながら、キャロと共に会議室へとついていった。


 そこで伝えられたのは、調査依頼だった。


 レストリアという国があるのだが、その国が国境付近で怪しい事をしているので様子を見てきてほしいと言う事だ。


 俺達が選ばれたのは、その国に近い事と、能力を考えて都の事。


 隠密行動は苦手だけど、緊急事態に陥った時、俺達なら自力で脱出できると考えたようだ。


 かいかぶりすぎだって思うけどな。


「頼めるかね?」

「はぁ」

「つつしんでお受けいたします。本部長。ほら、アンタも頭を下げなさい」

「受けるのか?」

「当たり前でしょう」


 ぼけっとしてたらキャロが話をすすめていて、なぜかレストリアに行く流れになっていた。


 キャロといるとなぜか、俺の意思無視して色々な事決められてるんだよなぁ。




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