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関口 陽(ひなた) (11)

「なら、とっとと逃げるか。こっちのアパートに置いてあるモノは、後で取りに来るか大家に送ってもらえ」

 ランは、あっさりとそう言った。

「いや、簡単に言うけど……」

「ダミーの送り先も有る。そこに送ってもらえば本当の住所はバレないだろう」

「待て」

「どんな大騒ぎが起きてるか判らんが、話を聞く限り、お前が居ても居なくても大勢に影響は無さそうだが……」

「そうだけどさ」

 だが、その時……。

 ドデンっ‼ ドデンっ‼ ドデンっ‼

 次々と何かが落ちる音。

 「御徒町刑務所」の塀の上から人間が降ってきた。

「あの刑務所、魔法系の『自警団』が運営してる割に、心霊現象への防御が甘くないか?」

 ドデンっ‼

「一応は結界は張ってあるけど……破られちゃったらしい」

 ドデンっ‼

「なるほど……私が思ってたより、洒落にならん事態のようだな」

 ドデンっ‼ ドデンっ‼

「だから、さっきから、そう言ってる」

 ドデンっ‼ ドデンっ‼ ドデンっ‼ ドデンっ‼

 塀から落ちてくる人間が来ているのは……オレンジ色の囚人服に、看守の制服に、出入り業者の作業着に……あ……ウチの「制服」である「七福神のスカジャン」を着てるのや「寛永寺僧伽」の「制服」であるゴツい数珠を首にかけてるのまで居る。

「あれじゃ……マトモに動けそうにないな」

「あ……ああ……って何やってる?」

 悪霊や魑魅魍魎に取り憑かれた奴らは、塀に()(のぼ)って……までは良いが、その塀からダイブ。

 地面に叩き付けられ……生きてるか死んでるかは不明。

 とりあえず、取り憑いてる悪霊や魑魅魍魎どもによって、まだ、体を動かされ続けてはいるが……その体は無茶苦茶な事になってるので、マトモに動けない。

 ランは、そのゾンビもどきに近付き……。

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