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高木 瀾(らん) (4)

「どうした?」

 関口と「寛永寺僧伽」所属の女性の顔色が変った。

「何ってったら言いか……そうだ……言っただろ、『魔法使い』の『気』や『霊力』を『観』たら、相手に『観』てる事を気付かれる可能性が高いって」

「……ええっと……何か嫌や予感がしてきたな……」

「霊とか魔法的な存在を『観』たら……『観』た相手にも影響を与える。だから……悪霊や魔物なんかは『観』える人間に寄って来るんだ」

「ちょっと待て……だとしたら、その……悪霊なんかに寄って来られた人間は無事で済むのか……?」

「ああ、普通は、ちゃんとした修行をせずに『観』えるようになった奴は、悪霊や魔物に()り殺されかける。まぁ……その内の何割かは、私らの同業者の所に担ぎ込まれて助かり、更に、その何割かは……助かる為に修行なんかをやった結果、私らの同業者になる」

「じゃあ……あの脳磁計を装着(つけ)た奴を追うか……悪霊を呼び寄せる可能性が高い奴が、何故か悪霊に()り殺されもせずに、そこらを歩き回ってる可能性が高い訳か」

「ちょっと待て、こっちは勝手に動く訳には行かないんで、上に連絡する」

「ま、こっちも一応な……」

 そう言って、関口と「寛永寺僧伽」所属の女性は、どこかへ無線で連絡し……。

 私の説明を聞いて以降、あまり良くなかった顔色が更に悪くなった。

 それも2人揃ってだ。

「どうした……?」

「すまん……うっかり、一番の偉いさんに直接連絡を取っちまって……」

 関口は、困ったような顔でそう言った。

「それがどうした?」

「ウチの一番の偉いさんの内、2人が『面白そうだから、俺達にも手伝わせろ』って言い出してきやがった」

「心強いな」

「あのな……私は、ウチの『自警団』の一番偉い奴に監視されながら仕事する事になるの」

「すまん……私達は、そんなに上下関係にうるさくないんで……何が嫌なのか、イマイチ、理解出来ん」

「いいな……本土の『正義の味方』は……」

「こっちはもっと悪い」

 そう言ったのは、「寛永寺僧伽」所属の女性。

「何だ?」

「ウチの『自警団』の中で、最近、失敗続きの連中に汚名返上のチャンスを与えろだとさ……」

「はぁ?」

「どう云う事だ?」

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