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関口 陽(ひなた) (7)

「おい、本部。すぐに、客を逃がせ。これから、何が起きるか判んねえぞ……ああっ?」

 主審である「二十八部衆」の1人・摩睺羅は、無線で連絡している。

 が……すぐに苦い顔になって舌打ち。多分……「祭」の本部からの返答は……「観客を逃す手順など考えてない」だったのだろう。

「おい、そこの2人、何で、まだ、手前(てめぇ)らの『手下』との『縁』を切ってねぇ?」

「いや……でもっ……」

「そ……そうですよ……」

 無茶な要求だ……。あれだけの『式』や『護法』を支配下に置くまでに、どれだけの手間がかかった事か……。

 「縁」を切れば……多分、年単位の時間と、とんでもない労力が全て無駄になる。

「もう、この結界は持たねえぞ。手前(てめぇ)らの『手下』が、また、暴走したら……」

 言い終る前に、結界が破れた。

手前(てめぇ)らが『呪詛返し』で死ぬ事になっても……」

 「摩睺羅」の気が高まる……。

「容赦なく、手前(てめぇ)らの『手下』をブッ殺すぞ」

 『式姫』と『護法童子』達は、何者かの『視線』を感じたようで……。

「しゃっ‼」

 「摩睺羅」の口から、蛇が獲物を威嚇するような声。

 その口から……とんでもない量の「気」。それが蛇のように蛇行しながら……次々と「式姫」と「護法童子」を撃墜していく。

「てめぇ……‼」

「何しやがるっ?」

 「式姫」や「護法童子」の暴走を鎮めようと試合場に入ってきた、ウチと「寛永寺僧伽」のメンバーが次々と「摩睺羅」を攻撃。

 多分、「摩睺羅」のやった事は「正しい」のだろう。だが、人情としては……「縁」を結んでいた「式姫」や「護法童子」を皆殺しにされた、大西さんと対戦相手は「呪詛返し」と呼ばれる「反動」のせいで、口や鼻や目から血を吹き出しながらもがき苦しんでいたのだから……。

 けど……。

「あ〜っ、マズい……っ‼」

「あ〜あ……お互いに阿呆な先輩(パイセン)どもを持ってしまったようだな……」

 「摩睺羅」を攻撃する為に呼び出された「式」や「護法」は次々と……謎の「視線」を「攻撃」と認識して暴走を始め……。

「えっ? あれ、どうなってんだ?」

「あのさ……お前らんとこの撮影用のドローンには……霊が映るカメラでも搭載されてんのか?」

「馬鹿言え、そんなカメラなんて聞いた事も無い」

 その時、何故か、その手のモノを映す事が出来ない筈の撮影用ドローンが、次々と、暴走した「式」や「護法」の跡を追い始めた。

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