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僕のヒーロー→俺もヒーロー

作者: 時田柚樹

僕のヒーローは、かっこよくて、強くて、優しくて、キラキラしている。

きっと今日も訓練をしているはず。

なんの訓練をしているんだろう。


「体が資本」って言っていたから、筋トレだろうか。

「頭が良くないと」って言っていたから、勉強だろうか。

「心が強くないと」って言っていたから、座禅だろうか。

「努力が大事」って言っていたから、全部だろうか。

「なにより経験値」って言っていたから、実践だろうか。


他を頑張っても経験がない僕は、ヒーローになれないんだろうか。

それならヒーローになれる人は、最初からヒーローじゃないとなれない。

じゃあ、なれるってなんだろう。

ヒーローは、いつ「俺ヒーロー」って思うんだろう。

思う前に、前へと進んだ僕の行く先は。


筋肉ムキムキは無理だったけど、走るのを頑張った。

有名校に入ってないけど、脳内回転数を頑張った。

正座はすぐ足が痺れてしまうけど、御朱印帳は埋まってきた。

ヒーローにはなれないって気づいたけど、まだちょっとだけなれるんじゃないかなんて思ったりしている。

ヒーローは、そう思ってくれる誰かがいて、初めてヒーローなのであって。

これから初めましての誰かに出会ったとき、ヒーローであれば僕はヒーローになれる気がするから。


押問答。

座禅をクリアできてないからかな。


根拠はないけど、僕のヒーローと肩を並べる日がきっと来る。

それまでは、ちょっと小さなヒーローでいいや。

憧れがあれば。

意思があれば。

今日から、俺もヒーロー!(たまご)

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