脳の萎縮
目で見た物や聞こえた音、味や香りや触れた物は脳内で電気信号に変換されて脳神経細胞ニューロン内を駆け巡ります。
この信号は短期記憶の領域に一旦保管されてから海馬を経由して脳内の長期記憶の部位に移動します。
この領域で記憶として止まります。
ニューロン同士の接合部分はシナプスとよばれ特殊な神経伝達物質を放出しています。
簡単ですが、これが記憶の流れとなっています。
しかしストレスを感じると、この伝達の働きが弱くなるんです。
非常に強いストレスを感じると、脳神経細胞は死んでしまうと言う事がわかっています。
シナプスは加齢でも弱くなります。
シナプスの働きが弱まる事で脳神経細胞の数が減り脳が少しづつ縮んでしまうのです。
30歳前後から記憶を司る海馬は、何もしなければ1年ごとに1%〜2%も小さくなり、連動されて脳自体も少しづつ小さくなります。
脳神経細胞が減る事で神経伝達物質が放出しにくくなり繋がりが弱まって記憶を保てなくなるのです。
覚えられない、忘れてしまうのはこのためです。
脳が小さくなることで、不安を感じやすくなったり言動や行動が攻撃的になったり、うつ状態になることもあるのです。
でも安心してください。
脳の萎縮をくい止め活性化、活発化させる方法がありますので説明していきます。