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恋人はライバル関係  作者: 柴田盟
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風邪の時は無理をしないでね!

 西宮さんと斎藤さんと奈々子さんは時間になり、新聞配達の仕事に出かけていった。本当に三人には悪いことをしたな。今度から無理せずに体調のことを配慮しながらやっていきたい。そうしないとまた三人に悪いからな。奈々子さんも風邪をひいた時、今の僕と同じ思いをしたのかもしれない。


 何か眠くなってきたぞ。僕は風邪なのだから眠らなきゃいけない。僕は布団に入って眠ることにした。布団にくるまり僕は気持ちよかった。凄い健やかな気持ちで眠っていた。ああ、気持ちが良い。きっと今頃は新聞配達を四人でやらないところを三人でやっているんだろうな、本当に悪いことをしちゃったな。


 奈々子さんと出会って四ヶ月が経つんだな。何かこの四ヶ月短いようで長く感じられる。二人で思い出をたくさん作ったもんな。僕が安井にいじめられて無かったら奈々子さんとは出会えなかったし、それに西宮さんと斎藤さんにも出会えなかった。これが僕の因果なんだろうな。


 本当に楽しい時間をどうもありがとう安井って感じだ。お前のおかげで僕は大事な物をこの手にした感じがする。奴に加担するような者はもういない。あいつもかわいそうな奴だったよ。僕と奈々子さんと光さんは安井に殺されそうにもなったことがあったっけ。


 でももうそんな事が無いように祈るしか無いが、この先に行くにはきっと争いを避けては通れない道のりなのかもしれない。また第二第三の安井が現れるかもしれない。でも僕はもう一人じゃ無い。そう一人じゃ無いんだ。


 この僕達の関係を壊す物は誰だって容赦はしない。僕はもういじめられていたときの僕じゃ無いんだ。こんな事を考える程の暇何て今までに無かった。いつもは西宮さんと斎藤さんと奈々子さんで熱を感じ合い、勉学や小説や絵などをこなしてきた。


 クラスの人達は遊んでばかりいる生徒がたくさんいるが、僕は遊びよりもこうして四人で熱を感じ合いながら勉学や小説に絵などをこなす事が出来る方が楽しい。


 何だか色々と考えていると、眠くなってきた。僕は眠ることにした。


 僕は妙な夢を見た。燕尾服に着替えて、花嫁を待つ。そして花嫁が僕の所にウエディングドレスをまといながらやってきた。その相手とは奈々子さんでは無く西宮さんだった。背が小さく相変わらずに胸が大きい西宮さんだった。


「あれ?奈々子さんは?」


 会場の外に出ると、奈々子さんと斎藤さんと光さんと桃子がいた。


「奈々子さん、これはどういう事」


「アツジおめでとう。涼子とお幸せに」


「ちょっと奈々子さんこれはいったい?」


「何を言っているのよ。これから新婚旅行よ」


 西宮さんに強引に手を捕まれて、車に押し込まれてしまった。西宮さんが運転する車から、「奈々子さーん」と叫んだが奈々子さんは「アツジ、お幸せに」


「ちょ、西宮さん。これはどういう事?」


「どういう事って私達結婚したんじゃない。私はあっ君とこれを夢見て今まで小説を書いてきたんだから」


 すると僕はもう一度「奈々子さーん」と叫ぶと、僕は目覚めたと同時に、奈々子さんの名前を叫んで目覚めた。


 そこには西宮さんと斎藤さんと奈々子さんと光さんと桃子がいた。いけない僕は何て恥ずかしいことを言って目覚めてしまったのだろう?


「アツジ、あたしならここにいるけれど、何の夢を見ていたの?」


 内容を言うと逆鱗に触れそうなのでやめておいた。


「いや何か目覚めたら、いきなり奈々子さんの事を叫んでいて」


「これはかなり重症かもしれないね。とりあえず、体温計を計ってみないとね」


 体温を測ると37.3にまで熱が下がっていた。


「熱は下がったみたいね、今、光さんと桃子ちゃんがあたし達の為にご飯を作ってくれているから」


 そうか、あれは夢であったのだ。夢であって本当に良かったのか?奈々子さんには内緒だが、僕は西宮さんにも好意を抱いている。これじゃあ、僕は女たらしじゃないか!僕の恋人はただ一人奈々子さんだ。


 今日のメニューは僕の大好きな唐揚げであったが、僕には桃子と光さん特製卵粥をもてなされた。僕は唐揚げの方が良いと言ったが、風邪の時に脂っこい物は食べない方が良いと言うことで、卵粥をもてなされた。それに栄養のバランスも整えるようにトマトにレタスをもてなされた。


 本当に桃子と光さんにはいつも無償の愛で僕達に料理を提供してくれている。卵粥も食べ終わり、みんなもおいしそうな唐揚げを食べて、僕達はご満悦って感じだ。その後光さんと桃子は勉強があると言って、図書館に出かけてしまった。桃子は受験に成功したのに、まだ光さんに勉強を教えて貰っているらしい。


 桃子の進学校はかなり勉強が難しく自分一人の力では手に負えないらしい。だったら親に頼んで塾でも通えば良いのに。でも光さんは桃子が勉強にやる気になっていると光さんも燃えるように勉強が進むらしい。桃子と光さんは友達兼ライバル同士って感じかな?


 今日は西宮さんと斎藤さんはHUNTER×HUNTERを少し見て、施設に帰ることになった。


「二人とも私達がいないからと言って、嫌らしいことをしちゃダメよ」


 と西宮さんは奈々子さんに茶々を入れるように言う。


「そんなことはしないわよ!!」


 と奈々子さんは本気で怒っている。


 今日は僕が風邪をひいているから、HUNTER×HUNTERを見て、眠ることになった。




 そして朝起きて目覚めると、時計は午前三時を示していた。僕は元気だった。それに体温計を計ってみると36.9度の熱であった。


「奈々子さん、これなら行けそうだよ」


「ダメよ、風邪は病み上がりが一番危ないから、今日も新聞配達は休みにして」


「大丈夫だって」


 すると奈々子さんはナイフのような視線をこちらに向けてきて、思わず怖くなってしまった。奈々子さんを怒らせると、怖いから僕は奈々子さんの言うとおりにした。本当に申し訳ないな僕の分の新聞配達までやって貰って、しかも僕はまだ病み上がりなので、新聞配達の仕事はまだ、お預けだ。


 そして奈々子さんは新聞配達の仕事に出かけていった。僕は病み上がりなので、何とか午後の新聞配達の仕事ではちゃんと出られるようにしたい。その為には休むしか無いだろう。本当は勉強と小説と絵の勉強をしたいところだが、奈々子さんにそんな所を見られたら大目玉だろう。だから僕は布団に入って眠ることにした。


 退屈だ。眠れない。そうだ。その間、光さんが進めてくれた本を読むことにした。本当に引き込まれる無いようで僕は小説の勉強にもなる。


 そして時間はあっという間に過ぎていき、奈々子さんは帰ってきて、西宮さんと斎藤さんも制服姿で現れた。


「アツジ、本を読んでいたの!?」


「いや、これは、その」


 やばい奈々子さんに叱られてしまう。


「良く大人しく我慢できたね。とりあえず体温を測ってみましょう」


 体温計で温度を測ってみると、36.7度の熱だった。


「これなら学校に行っても良いよね」


「まあ、良いでしょ、それともうあまり無理しないでよ。本当にあたし心配だったんだから」


 ちょっと泣きそうな感じで奈々子さんは言う。


 奈々子さんには悪いことをした。この季節まだ冬の名残があるから、寒さには気をつけないと行けないな。春とは言え、桜は咲いても、まだ寒いからな。僕も学ランを着て、学校に行く準備をした。でもまだ学校に行く時間ではないので、毎日恒例の勉強会とする事になった。一時間半ぐらいしか無いが、僕達は勉強と小説を書いてアッという間に学校に行く時間になり、僕達は自転車で学校に行くことになった。

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