↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
名士編 簡文文壇+α

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
728/846

王濛3  支遁と王濛   

支遁《しとん》が会稽《かいけい》から出てきたとき、

東安寺《とうあんじ》に寄宿していた。


かつて支遁と議論を交わしていた王濛《おうもう》。

その時はかなり、

やり込められていたようなのである。

なので入念にリベンジの準備を整え、

改めて支遁のもとに出向く。


が、上手くやっつけられない。


王濛は、自分の繰り出す数百の言葉が

みごとな論理展開、

鮮やかな語彙だと信じていたが、

それを聞いていた支遁が、

おもむろにいうのだ。


「あなたとこうして

 語らい合うのは久しぶりだが、

 あなたの清談は、

 何の進展も見せなかったのだな」


ぐげっ!


このコメントを前に王濛、

すごすごと退散した。



とはいえ支遁、王濛さんを

認めてはいたようである。


王濛と言えば、自分の姿を見て

「あぁ、我が父は何と言う存在を

 生み出してしまったのだろう!」

とかうっとりするような人。


そんな王濛について、

こうコメントしている。


「身なりを整え姿を現してみれば、

 天に駆け上るかのような、

 その麗しさよ!」




 支道林初從東出,住東安寺中。王長史宿構精理,並撰其才藻,往與支語,不大當對。王敘致作數百語,自謂是名理奇藻。支徐徐謂曰:「身與君別多年,君義言了不長進。」王大慚而退。

 支道林の初めて東より出づるに、東安寺が中に住む。王長史の精理を構宿し、並べて其の才藻を撰ざば、往きて支と語れど、大いには當對せず。王が敘致し數百語を作さば、自ら是れ名理奇藻なりと謂う。支は徐徐にて謂うて曰く:「身と君に多年なる別あらば、君が義言、了には長進せず」と。王は大いに慚じ退る。

(文學42)


 林公道王長史:「斂衿作一來,何其軒軒韶舉!」

 林公は王長史を道えらく:「衿を斂め一に來たるを作さば、何ぞ其れ軒軒と韶舉せんか!」と。

(容止29)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。