↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
名士編 竹林七賢

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
610/846

山濤1  閣東の牛    

竹林七賢 山濤さんとう 全6編

 既出:鍾会5、武帝5、武帝10、

    武帝12、武帝△1、羊祜3

    謝安37、劉伶1、劉伶4

    阮咸1



山濤と言えば、若いころから

非常に声望があったのだが、

その身を弁えた振る舞いなどから、

七十歳を超えても未だ、

朝廷での重責を担っていた。


貴族たちの若い世代、

例えば和嶠わきょう裴楷はいかい王済おうさいなどは、

ちょくちょく山濤を称揚していた。


そんな中、

職場の柱に落書きが見つかる。


「職場の東には大きな牛がいる。


 その牛の胸元に和嶠がひもを渡し、

 腹から尻に掛けてのひもは裴楷、

 そして王済が突っつきまわす。


 だから牛は、ろくろく休めない」


この落書きの犯人は、

どうも潘尼はんじらしい、とのことだ。




山公以器重朝望,年踰七十,猶知管時任。貴勝年少,若和、裴、王之徒,並共言詠。有署閣柱曰:「閣東,有大牛,和嶠鞅,裴楷鞦,王濟剔嬲不得休。」或云:潘尼作之。


山公は器を以て朝望に重んぜられ、年の七十を踰えたるに、猶お時任を知管さる。貴勝の年少、和、裴、王の徒の若きは、並べて共に言詠す。閣が柱に署するの有りて曰く:「閣が東に大牛有り、和嶠は鞅じ、裴楷は鞦し、王濟は剔嬲し、休みたるを得ず」と。或いは潘尼の之を作したりと云う。


(政事5)




山濤

武帝司馬炎(しばえん)の姻戚。なのでまぁ貴顕には上り詰めますよねーと言う感じである。王戎おうじゅうと共にド貴顕でありながら竹林七賢にカウントされるとか、いったいどういう事ですの……? あと祖父が山本さんぽん。やまもとて。


潘尼

自らの才能にプライドがあった。とは言えここにしかいないのでよくわからない。ただ山濤の人物審査眼はすごかったらしいので、かれでは大きな役務に耐えきれないと判断されたのかもしれない。それをかれが恨みに思った、とか。まーこの辺はどうにだって妄想を構築できる部分ですね。面白さを優先するしかないんでしょう。

ところで晋書だとこれは潘尼じゃなくてその伯父、潘岳のセリフとなっている。というのも世説新語上では「高邁な文人」として描かれている藩岳、晋書ではとことんな俗物として描かれているのである。こう言うゲスい落書きを藩岳さまがするはずがない! 甥の仕業に違いない! とか言い出している訳である。なんだそれは。アイドルはうんこしない説か。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。