↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
名士編 竹林七賢

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
607/846

阮咸3  世俗#とは   

げん氏と言えば学者肌の一族だ。

そして当時、学者と言えば、儒者。


大きな道を挟み、北に住んでいる阮氏は

儒者として、みな立派ないでたちでいた。


しかし南に住む阮氏、

例えば阮籍げんせき、そして阮咸げんかんは、

粗末な家屋に住んでいた。


七月七日。

この日は衣類を虫干しする日である。


道北の阮氏の庭には、

きらびやかな衣類がはためいていた。


それを見た阮咸、

竿に大きなふんどしをはためかせる。


この道を通ったある人が、

この南北の取り合わせを不思議がり、

阮咸にその理由を尋ねた。


すると阮咸、答える。


「阮籍叔父上と違い、

 自分はまだまだ世俗から

 抜け出しきれていない。


 なので、こうして

 世俗の流儀に従うしかないのさ」




阮仲容、步兵居道南,諸阮居道北。北阮皆富,南阮貧。七月七日,北阮盛曬衣,皆紗羅錦綺。仲容以竿掛大布犢鼻(巾軍)於中庭。人或怪之,答曰:「未能免俗,聊復爾耳!」


阮仲容と步兵は道の南に居り、諸阮は道の北に居す。北の阮は皆な富み、南の阮は貧し。七月七日、北の阮は衣を曬せるを盛んとし、皆な紗羅錦綺なり。仲容は竿を以て大なる布の犢鼻(巾軍)を中庭に掛く。或る人之を怪しまば、答えて曰く:「未だ能く俗より免ぜざらば、聊か復た爾りたるのみ!」と。


(任誕10)




#世俗の概念

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。