表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
三国志後編 ポスト五丈原

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/846

鍾会8  シャイな鍾会さん

鍾会しょうかいはちょう頭がいい。

けど嵇康けいこうと言う、更に頭のいい奴のことは

よく知らないでいた。


あるとき頭いい奴らを引き連れて

嵇康の家に押しかける。

何やってんだこいつ。


こんな無礼な押しかけ方するよーな奴を

相手にする嵇康でもない。

同じ竹林七賢の向秀しょうしゅうと一緒に、

鍛冶仕事に精を出す。

嵇康が叩き、向秀がふいごを踏む。

鍾会一派のことなど知らん顔。


押しかけた手前、

向こうから対応させないと負けだ。

鍾会は黙って嵇康の側で突っ立ってた。

が、やがて根負けし、帰ろうとした。


そこで初めて嵇康、口を開く。


「お前、なんで来たの?

 つーかなんか得るものあったわけ?」


完全に dis りモードだ。

しかしそこは我らが鍾会さん、負けない。


「ここに待機する用事があっただけだ。

 もう用は済んだ、だから帰る。

 何かおかしいか?」


いやおかしいだろ。




鍾士季精有才理,先不識嵇康。鍾要于時賢雋之士,俱往尋康。康方大樹下鍛,向子期為佐鼓排。康揚槌不輟,傍若無人,移時不交一言。鍾起去,康曰:「何所聞而來?何所見而去?」鍾曰:「聞所聞而來,見所見而去。」


鍾士季が精に才理有れど、先にては嵇康を識らず。鍾の時の賢雋の士を要えんとせるに、俱に往きて康を尋ぬ。康は方に大樹の下にて鍛じ、向子期が鼓排の佐けを為す。康は槌を揚げては輟めず、傍に人無きが若くし、時の移ろいても一言も交わさず。鍾の起ちて去らんとせるに、康は曰く:「何をか聞く所と來たらんか? 何をか見た所と去らんか?」と。鍾は曰く:「聞きたるを聞く所として來たれば、見たれるを見たる所として去らん」と。


(簡傲3)




向秀

竹林七賢のうち、晩年に出仕したから他の人たちよりグレードが落ちる、って扱われてる人。いやけど何人か三公いるじゃないすか竹林七賢。それにしてもこんなガキの喧嘩キメといて嵇康サマに四本論提出しようとするとか、ちょっとキャラ崩壊著しいって劉義慶さん思わなかったんですかね。まぁ面白いからいいんですけど。


原文のやりとりの組立が面白いわけですけど、敢えて超訳。こういうのできるのも原文併記の強みですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ