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世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
「崔浩先生」政治家編 東晋後期

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530/846

王恭16 王恭と王珣   

王珣おうしゅん王恭おうきょうが語らい合っていた。

しかしこの二人、話せば話すほど

見解の相違があらわとなってくる。


そこで王恭、王珣に言った。


「お前の言っていることは

 理解に苦しむ!」


すると王珣、言い返す。


劉邦りゅうほう死後、権勢を奮った、呂皇后りょこうごう

 彼女に対し、王陵おうりょうはあくまで争ったが、

 陳平ちんぺいはあえて従順でいた。


 その結果、王陵は引退に追い込まれ、

 陳平は最終的に呂氏政権を打倒した。 


 わかるか? 闇雲に争えば、

 大義を全うするのは難しい、

 と言っているんだ」




王東亭與孝伯語,後漸異。孝伯謂東亭曰:「卿便不可復測!」答曰:「廷爭,陳平從默,但問克終云何耳。」


王東亭は孝伯と語り、後には漸く異たる。孝伯は東亭に謂いて曰く:「卿は便ち復た測りたるべからず!」と。答えて曰く:「王陵は廷爭し、陳平は從默し、但だ終りを克くせることの云何を問いたるのみ」と。


(仇隟6)




司馬道子しばどうしの権勢真っ只中のお話、という感じである。


王珣これ、自分を陳平に、王恭を王陵に例えてる感じですね。そして結局王恭は、蟄居どころか殺された、と。

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