↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
英雄にして姦雄 桓温

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
280/846

桓温15 謝万のアホと謝安


謝万しゃまん前燕ぜんえんとの戦いで、

ど派手に敗北した後のことである。


桓温かんおんさま、同姓の同僚、桓伊かんいに質問する。


謝安しゃあんのやつ、

 謝万のぼんくらに任せれば

 ああなることは目に見えていたろうに。

 何故ヤツは止めなかったのだ」


すると桓伊は答える。


「分かってはいても、

 言うのを憚られたのでしょう」


すると桓温さま、かっとキレる。


「あの弱虫にか!?

 どこに憚るいわれがある!」




桓公問桓子野:「謝安石料萬石必敗。何以不諫?」子野答曰:「故當出於難犯耳。」桓作色曰:「萬石撓弱凡才、有何嚴顏難犯?」


桓公は桓子野に問うらく「謝安石は萬石の必ず敗るるを料れるに、何をか以て諫めざらんか?」と。子野は答えて曰く「故より、當に犯し難きに出づるべきのみ」と。桓は色を作して曰く「萬石は撓弱にして凡才なり。何ぞ嚴顏の犯し難き有らんか?」と。


(方正55)




桓伊

全くもって目立たないがかなりの名将で、淝水ひすいの戦いでも功績を挙げている。統治者としても有能なうえ人格者、楽器を持たせれば天下一品の腕、気ままな皇帝に対しては諫言も厭わない実直、加えて私蔵していた武具の類は自らの死後全て国に献上。残っているエピソードがことごとくかっこいいのに。まぁこんだけ美しいエピソード残しといて最期悲劇に見舞われました、的なドラマに巻き込まれたわけでもないしなぁ。この人が目立たないのは勿体ないけど、桓温さまの周りには桓豁かんかつ桓沖かんちゅう桓石虔かんせきけん桓石生かんせきせいと、同姓の名将が多すぎますからねえ。そう言う意味ではとても不利な方でしょう、知名度的な意味では。まぁとりあえず、晋書中でも割とこういう忖度みのある人格者として書かれてます。世説新語ではここが初登場なので、この忖度が age なのか sage なのかはまだはっきりと判じ切れない所。


そしてこう分厚く書いてるだけあって、東晋の武将の中じゃかなり好きな人物です。つーか桓温さまも理解してほしいもんですが、そこをストレートに言えるくらいの性格だったら謝安四十歳まで引きこもってるわけないでしょうよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。