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世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
三国志前編 英雄立志伝

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曹丕2  鍾家の令息たち 

魏の重臣、鍾繇しょうようの息子たちのうち、

鍾毓しょういく鍾会しょうかいの二人は、

非常に賢いことで有名だった。


かれらが13歳のころ、

曹丕そうひが、ぜひ二人に会ってみたい、と

鍾繇に依頼した。


こうして謁見することになった二人。

見ると鍾毓が汗だっらだらである。


「どしちゃったのよ、鍾毓くん」


すると鍾毓は答える。


「戰戰惶《《惶》》、汗出如《《漿》》」


緊張しすぎて汗がヤバいんです。

こいつを、韻文で答えたのだ。

ほほう、これはなかなか。

その機知にニコニコの曹丕さん。


さて一方の鍾会。

全然汗かいてない。


「鍾会くんはかいてないね、なんで?」


鍾会が答える。


「戰戰慄《《慄》》、汗不敢《《出》》」


緊張しすぎたせいで、

むしろ引っ込んじゃいました。

と、こちらも韻文で答えましたとさ。




鍾毓、鍾會少有令譽。年十三,魏文帝聞之,語其父鍾繇曰:「可令二子來。」於是敕見。毓面有汗,帝曰:「卿面何以汗?」毓對曰:「戰戰惶惶,汗出如漿。」復問會:「卿何以不汗?」對曰:「戰戰慄慄,汗不敢出。」


鍾毓と鍾會は少くして令譽有り。年十三なるに、魏の文帝は之を聞き、其の父の鍾繇に語りて曰く:「二子に令し來さしむべし」と。是に於いて敕見す。毓が面に汗有らば、帝は曰く:「卿が面にては何をか以て汗せるか?」と。毓は對えて曰く:「戰戰惶惶たれば、汗の出でるは漿の如し」と。復た會に問うらく:「卿は何をか以て汗せざるか?」と。對して曰く:「戰戰慄慄たれば、汗は敢えて出でず」と。


(言語11)



鍾繇

曹操に仕えた文官として、かなり高い所にまで上り詰めた人。すごい有能な人だったそうだが、史書には畜生働きが色々載っているそうだ。

http://d.hatena.ne.jp/T_S/20140511/1399734441

こちら参照。これ、すげえ好き。


鍾毓

メジャー級畜生の父と弟に挟まれた不遇の人。でも実は死後車騎將軍を追贈されている。車騎將軍と言えば軍のトップもトップですよ! まぁ追贈ですから実権はなかったんですけどね。それにしても、無能な人ではない。ここでは弟の噛ませ犬扱いですが。


鍾会

一番有名なのは「蜀を鄧艾と共に攻め滅ぼした名将で、後に反乱を起して殺される」だが、世説新語では the 畜生みたいなエピソードがいろいろあります。なので、またあとで登場。そしてこの辺踏まえると、兄貴に乗っかってしれっと才覚示してやった、みたいな印象にもなりますよね。ただ鍾会、曹丕に仮に会えたとしても二歳の時なんだけどね(曹丕が死んじゃったので)。

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