↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
斜陽のくにの皇帝たち

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
169/846

簡文12 とても つらい2

司馬昱《しばいく》さまが会稽《かいけい》王であった頃、

司馬昱さまのサロンに、

二人の講師が招かれた。

支遁《しとん》と、許詢《きょじゅん》である。


支遁は時の清談サロンにおける旗手。

清談に仏教的理論を織り交ぜた語りが得意。


許詢については、簡文さまより

「この人の書く詩は超やばい」

と大絶賛を受けている人物である。



さあ、支遁が命題をぶち上げる。


 参加者「うおおォオオオン!」


すると、許詢が鋭く反駁する。


 参加者「うおおォオオオン!」


なお参加者は

誰も議論の詳細を理解していないもよう。




支道林、許掾諸人、共在會稽王齋頭。支為法師、許為都講。支通一義、四坐莫不厭心。許送一難、眾人莫不抃舞。但共嗟詠二家之美、不辯其理之所在。


支道林や許掾ら諸人は、共に會稽王の齋頭に在り。支は法師と為り、許は都講と為る。支の一なる義を通ぜるに、四坐に厭心せざる莫し。許の一なる難を送ぜるに、眾人に抃舞せざる莫し。但だ共に二家の美を嗟詠せるのみにして、其の理の所在は辯ぜず。


(文學40)


簡文稱許掾云:「玄度五言詩、可謂妙絕時人。」

簡文は許掾を稱えて云えらく「玄度が五言詩は妙なるなること時の人を絕せると謂えるべし」と。

(文學85)




支遁

格議《かくぎ》仏教の第一人者、とのことである。これを言い換えると仏典を清談流に解釈したもの、という事で、……ぁあ^~そりゃお貴族さまの大好物じゃないですかどう考えても。つーかこのエピソードも衆愚の衆愚っぷりが描かれててつらい。


許詢

当代一流の文人の一人。この人まわりで謝安《しゃあん》とか孫綽《そんしゃく》とかの名前も散見される。謝安については言わずもがなだけど、許詢も孫綽も、やっぱり登場エピソード数が結構多かった。と言ってもこの辺の人間が出てくるのってほぼほぼ清談とんち合戦だろうしなぁ。俺「うおおォオオオン!」って言うだけ言って没にしまくりそうだわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。