1、主人公には絶対情報通の親友が居る
朝の面倒ことを華麗にスルーし地下鉄に乗って登校して行く、家から駅までは歩いて数分のところにあり様々な学校の生徒たちの流れに乗って改札を抜けてゆく、電車を待っていると、
「おっす!奏汰!」声の方向を向くとそこには中学から一緒の朝倉圭が歩み寄ってくる
「おはよう圭、今日は早いね」
「さすがに新学期早々遅刻は出来ないからな。」と爽やかな笑顔で答えてくる
圭は俺の苦労を知っている数少ない友人達の中でも親友と呼べるほどの仲だ
「やっぱ今年からは梓さんが居ないからお前への周りの視線は大人しいな」からかうように肘でつつかれそれをガードしながら笑って話を続ける。
「全くだよ、朝の通学がこんな平和なのっていつぶりかなぁ、でも来年からは千咲も入学してくるしまた視線が痛いかも...」
「まぁでも今年こそはあの子と話す機会が増えるんじゃないか?千咲ちゃんが来たらまともに女子に話しかけれないだろうし」
「チャンスは今年しかないな!」気合をいれて拳を前に突き出す
「気合はいってんな~応援してるぜ」
そりゃ気合も入るさ、この1年がどれほど貴重な1年かを他の人には分からないだろう姉と妹が両方居ないこの年こそチャンスなのだ、もし女子と話してる所を見られたりでもしたらすぐに駆けつけてくるほどのセコムっぷりなのだ。このセコムをかいくぐってまで俺に言い寄ってくる物好きなどいるはずがない、そのおかげで彼女が出来たことがないのだ...え?決して単にモテてないだけじゃないかって?そんな事無いよ...無いよ!?
何だかんだ話してるうちに学校に着き、クラスの組み分けを見に行く
「あったCクラスだ、圭も同じクラスだな。」
「そうだな~てかこのクラスなんか色々偏りすぎじゃないか?見ろよ人気者の橘に相田までいるよ、委員長の金澤に橘のとりまきももれなくだ。」
「本当だ、面倒なメンツが集められたって感じだな。」
本当に面倒だ、学校全体の圧倒的カースト上位の『橘悠一』
イケメンで学業も上位おまけに運動神経も抜群ときてる極めつけは誰にでも分け隔てなく接する人格を持っている俺が女だったら惚れてる所だ...
『相田真奈美』学校全体とは言わないが学年ではカースト上位だ橘にぞっこんでクラスでは女子の中心になるだろう、美人なんだがあの腹黒さえなければ...
『金澤巴』1年の時委員長で根っからの委員長タイプ、はっきりものを言う性格のため誰かとはぶつかり合う未来しか見えないがそれはまた別のお話
あとは『加藤、岩代、古谷』橘の取り巻きの体育会系通称ウェーイ組みだ
だんだん説明が雑になってきたのでこの辺にしときたいが重要な人物が居る!
『田口和恵』弓道部のエースで全道1位の俺の片思い相手だ
とてもドジで可愛い、ドジじゃないと公言しているが真性のドジっこだ。ドジで可愛いんだ!
大事だから2回言ったよ
今日からこの濃い友人達とクラスメイトとなると面倒ことが多そうだが田口さんが居れば乗り越えられる!いや乗り越えてみせる!
補足です奏汰君も一応弓道部です全道3位くらいです。朝倉はオタクなので放送部です笑
タイトル変更致しました。
それではよしなに