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答えのない問題

それからオレたちは何度も何度も話し合った。

オレの家で、学校で、公園で。

でも答えはなかなか出なかった。

何よりアヤネが怖かった。

サヤカを助けたいって気持ちはある。

それは皆、素直に思った。

でもアヤネを「助ける」ってなんだろう。

アヤネは油断したらオレ達をアヤネの世界・・・つまりは死の世界へ引きずり込むことだって出来る。

そしてそれを多分、今のアヤネは望んでるんだと思う。

それを「助ける」ってどうすればいいんだろう。

どうやったら人間を許してくれるんだろう。

そんなことを皆で話し合って、でも答えなんて出なかった。

オレたちはホントに子供なんだなって思った。

何も知らない。

アヤネみたいな、強くて暗い気持ちをどうしてあげたらいいのか分からない。

ミオウもユズコも、すごく勉強は出来るけど、そういうことは分からない。

ツバキも、クラス委員をするくらいデキるやつだけどやっぱり分からない。

そして、オレも。

リーダーを目指してて、皆の力になりたくて、何でも出来るすげぇヤツになりたいってずっと思ってたけどやっぱり分からない。

ミオウが大人に相談したらって言ったけど、ツバキにすぐにとめられてた。

こんな話、誰も信じてくれないって。

そうだよな。

だからサヤカもオレたちを選んだのかもしれない。

今日も皆で公園に集まって、でももう誰も言葉さえ出てこなかった。

どうしよう。

それしか思えない。

サヤカは、待っててくれてるのに。

ふと、サヤカの笑顔が懐かしく思い浮かんだ。


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