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気になる話

オレの名前は蓮音レオ

花の森小学校5年3組。もうすぐ11才だ。

オレの目下の夢はなんといっても「リーダー」!。

母さんの話だと小さい時からなんとかレンジャーのレッドが大好きだったらしい。

小さい時からっていうか今でも好きだってことはナイショだ!

でもリーダーって絶対かっこいいって思うんだよな。

男はこうでなくちゃってオレは思う。

なんて朝からのんきなことを考えている場合じゃないんだけどな。

だって・・・


「こおらー!おいてくよ、レオ!」

ほおらお呼びだ。

家の前の道をいつもの曲がり角まで走ったところで止まってオレを呼んでるのは同じクラスの椿ツバキだ。

4年生の夏休み前に引っ越してきてあっという間にクラスのリーダーにのし上がってしまった。

正直オレの・・・ライバルだ!

「待てよコノヤロー!」

右手をグーにして振り上げながら叫んでみるけどアイツは余裕の笑みだ。

ちくしょう。

・・・大きな声じゃ言えないけど実は背だってあいつの方が少し高い・・・

ちぇ、でも少しだけだからな。

いつか絶対遠くない未来にあいつを追い越してやるんだ。

そう思いながらオレは全力でアイツのオレンジ色のランドセルを追いかけた。


学校へ着いたのは遅刻ギリギリ・・・なんてことはない。

教室にいるのは大体クラスでもデキるやつばかりだ。つまりみんなオレのライバルだ!

勉強ってとこはちょとオレの方が落ちるけど負けないぞ!

気合い十分で今日もイケる感じだ。

「レオ君、おはよ」

「おはよう!ミオウ」

深桜ミオウはこのクラスになってから友達になったヤツだ。

席が隣で教科書とか忘れた時に見せてもらったりして仲良くなったんだ。

勉強がすごく得意でよく教えてもらってる。

今日もミオウの好きなくろすわーどとかいうパズルの本を持ってる。

「それ、新しいやつ?」

オレが聞くとミオウが笑った。

「そう。昨日買ってもらったんだ。」

ホントに嬉しそうだなぁ。ミオウが笑うとなんだかこっちまで嬉しくなってくる。

「ミオウ、おはよう。良かったね。新しいパズル。」

ツバキがやってきた。その後ろから来たのは

「レオ君、おはよ。」

「おはよ、ユズコ。」

柚子ユズコはツバキの友達だ。

ユズコとは4年の時も同じクラスだったけどあまり話したこともなくてどんなヤツか分からなかった。

でもいつの間にかツバキと仲良くなってて、5年になったらなんとなくこの4人でいることが多くなった。

ユズコも頭がいいからパズルの本が好きみたいでミオウと一緒に何かよく分からないことをしゃべってる。

ぼーっとしてたらツバキが脇からつついて来た。

「ねぇねぇ、あの2人、いい感じじゃない?」

「いいって・・・何が?」

「わっかんないかなぁ。所詮ガキだね。ガキ。」

ツバキは兄ちゃんと姉ちゃんがいるからか時々難しい言葉を使う。それがどうにもオレはおもしろくない。

「んだと、誰がガキだ誰が。」

「まだアタシより背が小さいくせに。」

「・・・いっ、今から伸びるんだ!そしたらお前なんか見下ろしてやるんだからな!」

ツバキはふんっと鼻で笑って席に座った。

「ツバキ!」

「こおらレオ!いつまで騒いでるんだ!」

先生だ!いつの間にかもう教室に来てたんだ。

教えてくれてもいいじゃないかツバキのやつ・・・。

クラスの奴らがどっと笑った。

まぁ、笑いが取れたからいいか。

皆を楽しくさせるのだってリーダーには大事だからな。

オレが腕組みして頷いているとツバキが少しだけ顔を向けて笑った後あかんべをしやがった。

「ツっ」

オレはまた大声を出しかけて自分で口を塞いだ。

また先生に怒られたらいけないしな。

どうにかばれなかったらしく先生は朝の会を始めてる。

「それから、最近変な噂が流れているが決して本気にしたりしないように。特に噂になってる場所は危険なこともあるから近寄らないように。分かったな。」

それまでの話を聞いてなかったオレは何のことだか分からなかったけど、その話がずっと気になってた。


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