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【♯26】チーム戦術魅せる前に、残り二人のプレイヤーステータスをどうぞ。

――TIPS――

【A.I.M.S 登場武器③】

〘バントライン・スペシャル〙

・弾倉数:6発 ・装填可能弾丸:特殊武器の為、アモの消費は無い代わりに専用弾100発を用意。

・装着可能スコープ:装着不可


・1875年からアメリカ陸軍に制式採用されたシングルアクション・回転式拳銃『コルト・シングルアクション・アーミー(通称:SAA)』を40センチの銃身に改造した伝説の拳銃。保安官ワイアット・アープが使った事で有名。


A.I.M.Sではレベル4のレアウェポンとして、極稀にドロップされている。自動拳銃と違って発射時に撃鉄を引いてから撃たねばならない為に扱いづらさが目立つが、専用弾の威力が一発65ダメージ・マグナムリボルバーと比べて反動が軽いと威力は抜群だ。

 ――FPSを熟練している読者の皆様方へ。もし、自分がマルチプレイで“単独行動”を取りがちかなと思ったら、リプレイや動画等で振り返って見てください。


 三人編成で執り行われる団体マッチ等では、仲間以外は全員敵。緊迫した戦場内で仲間から離れて孤立してしまうと敵に狙われるリスクを伴う。


 当然それを助ける仲間にも、復活やら突然とした戦闘準備等で不利益が起こり、最悪の場合は部隊全滅の可能性もあり得る。

 余程な実力を持つ者でない限り、勝手な行動はチームメイトの迷惑を掛けてしまうのです。


 戦いの振り返りは、ゲームに強くなる第一歩! それと、今回のエレメント◇トリガーズを読んで少しでも参考にして頂ければ幸いです。では本題、行ってみましょう!!


 〘◇Now Lording◇〙


 エレメント◇トリガーズの公式ファン(仮)、響波姉妹の頼みで【プレデター】討伐に乗り込んで、単独でその出処を探っていたキッド。


 ところが、突如発令されたミッションによって出現したプレイヤー討伐アンドロイド【ファントム】に不運にも、五体分鉢合わせてしまった。

 しかもこの機体、【プレデター】撲滅の為に強化された最新型! その威力たるや……


 ――――ピィィィィィッッ、バゥゥン!!


「おぉい!? 俺そんなデケェレーザー治療なんか予約してねぇぞ!!」


 空中都市『アトランティカ』の中央エリア、都市を両断させる程に広大な電脳壁で覆われた都市情報集積所『ターミナル』という横長の施設。

 その中にてキッドは、アップデートされた複数のファントムに狙われて、装備している武器がレーザービームを放ってるではないか!


 その装備武器とは、ターミナルの電子機器や電柱までも貫通させてしまう危険なレーザーキャノン砲『フォトンストリーム』。一回の発射でスナイパーアモを3発分消費するが、着弾すれば90の大ダメージを与えるスナイパーキャノンであった!!


 〘おっかねぇwww〙

 〘鼻炎じゃなくてもこんなレーザー治療は嫌だ〙


 視聴者の皆様方も、この『フォトンストリーム』の威力にビビっておりますが、キッドはターミナルの片隅にて体力を回復させながら、ファントム討伐の好機を見つけようとする。


(レーザービームが五本相手とか、流石の俺でもキツイっての! ホントに早いとこ決定打見つけないと、【プレデター】の始末にも支障出ちまう!)


 流石のキッドも今回のマッチ展開が特異なだけあって、焦りが目立つ。視聴者枠もそれに察して心配したり、スーパーチャットを投げ掛けてくれる。そんな御厚意もあっては、どうしても突破口は掴んでおきたい所。


「確か、ファントムの弱点は心臓部だったよな……?」


 過去に戦闘した経験を頼りに、キッドは長銃身のバントラインスペシャルを構え、遠方斜めのファントム1体目掛けて三発シングルアクションで放射!


 [25][21][24]


「違う、心臓部が弱点じゃない!」


 確かにバントラインの三発はファントムの心臓に命中した。だが一発65ダメージを与える攻撃が明らかに半減しているという事は、心臓部がファントムの弱点ではない事を証明した。


 この一撃で、流石にファントム軍団に自分の所在がバレたかと、声を押し殺して気配を消すが……


「………っと?」


 ファントム軍は気付いてはいないようだ。だが奴らのセンサーの役割を果たす視線に映ったのは、キッド以外の別のプレイヤー。


「ひいっ!? ファントムが5体も!!」


 咄嗟に銃を構えようとするも、5体全機に視線を敵プレイヤーに向けられたが最期。

 五色のレーザービームが彼の身体を焼き尽くし、あっという間にノックダウン・撃破。その騒動に駆けつけた他のプレイヤーも応戦するが、為す術もなく一瞬にして部隊は全滅した。


 〔プレイヤー25・74・92・3 撃破!!〕


「……………あー、そういうことか」


 その一部始終を観ていたキッド。この短期戦闘だけで彼はファントム討伐に閃きをもたらした。


 〘◇Now Lording◇〙


 一方、残りのハリアー・アリス・ツッチーの三人。

 キッドの援護に駆けつけたいが、無闇な行動は敵に位置を知らせるリスクを伴う。

 仕方なくファイアウォールに干渉されない中央エリア『ターバインホール』という中型のプラザホールで立て籠もっている。ハリアーの『ホークアイ・サーチ』で敵の警戒も怠らない。


「キッドの奴、何処ほっつき歩いてんだ。こっちもファントムやらにビビってる時によぉ……!」

「焦っちゃ駄目よハリアー。まだノックダウン情報も出てないし、キッドなら何とかやれてるわ」


 そしてツッチーも無言ながらに、ドア側を警戒して敵の侵入を防ぐ構えを取る。

 トリガーズの作戦コードは“いのちだいじに”。チームメイトの無事を祈りながらも、互いの生命線を第一に戦う。


『――――皆、聞こえてるか? キッドだ』


「「「キッド!!」」」


 突如、三人のヘッドギアから聞こえ来るキッドからの第一声。遠方からの無線通信が繋がり、同時に彼の無事を知った三人は安堵の息が溢れる。


『この分じゃ皆無事だな、良かった! 今何処に居るんだよ』


「そりゃこっちの台詞だ! 五体分のファントムはどうしたんだ!?」


 と半ば憤る声を上げたのは短気なハリアー。そして彼を追い回したファントムの様子も伺うが、


『別のプレイヤーに目ぇ付けてどっか行っちまったみたい。それはともかく最新型ファントムの攻略法を思い付いたから、今からハリアーんとこ行くわ』


「本当!? 今キッドは何処にいるの?」

 と次に声掛けたのはアリス。


『真ん中らへんのターミナルにいる。足音はして来ないから、そのままターバインホールまで行けるぜ』


 意外と仲間と近い位置にいたキッド。このままホールまで合流する事が出来るが、平面な舞台の施設ではファントムとの激突にやや不利か。


「ほな提案やが、もっと奥の方の滝がある高台に『フォーリング・ラボ』つー施設があんねん。ワテらもそっちに移動すっから、ファントム討伐はそこでええか?」


 ツッチーの提案にハリアー達は同意。そしてキッドも。


「オッケー、高台のがやりやすいし。そこにしよう!」


 これでトリガーズの晴れ舞台は決まった。ターバインホールより北へ約40m、左右には心臓破りの坂を登り、中央には蜘蛛の糸のように垂れ下がる乗降用ジップラインが用意されている。


 地上より20mの高台に設置された研究所『フォーリング・ラボ』。迅速に移動したハリアー達三人、更に後からキッドも後から研究所に到着し四人が無事に集結。


 さて、強化されたファントムを討伐するチームプレイはどう展開されるか。気になる所ですが……もう字数も多くなったので次回に持ち越し。


 おまけ感覚になってしまいますが、ここでまだ出てないアリスとツッチーのプレイヤーステータスを確認して締めましょう。


 ◇――――――――――――――――――――◇

 ・ALICE(アリス): Pレベル:34


 ・アバター装備によるステータス変化

 ・頭『研ぎ澄ましのカチューシャ』【自身のスコープエイムを+30mまで可視化可能】

 ・上半身『聖水のドレス』【自身の被弾率を10%ダウン】

 ・下半身『水鏡のエプロン』【遠方の敵から気配を感じにくくする】

 ・装飾物『ワンダータイツ』【足音が敵に聞こえなくなる】


 ・プレイヤースキル

【ヒーリングオブジェ】【アクアミラー・トリック】【トリガー・ツールシステム/003】

 ・アルティマスキル【海波乙女の怒り】

 ・PAS:ウンディーネ

 ◇――――――――――――――――――――◇


 ◇――――――――――――――――――――◇

 ・TUTTI(ツッチー): Pレベル:35


 ・アバター装備によるステータス変化

 ・頭『商人印のゴーグル』【周囲30m内のアイテムを可視化】

 ・上半身『地殻のプロテクター』【被弾ダメージを15%ダウン】

 ・下半身『鉱物のレッグブーツ』【脚への被弾を無効にして弾く事が出来る】

 ・装飾物『大地小人の御守』【10%の確率でノックダウンダメージをHP1で耐える事がある】


 ・プレイヤースキル

【アースウォール】【フィールドクエイク】【トリガー・ツールシステム/004】

 ・アルティマスキル【大地極進撃】

 ・PAS:ノーム

 ◇――――――――――――――――――――◇ 


 アリスはその名の通り、ワンダーランドの水色エプロンドレスに着飾りながらも、回復と魅惑に長けた不思議ちゃんカスタマイズとなっている。

 そしてツッチー。岩や鉱物で着飾った大地産の鉄壁防具と、商人のトレードマークのゴーグルを被ってトリガーズ随一のタンク戦士の完成だ。


 これでトリガーズのカスタマイズは全て公開された。炎のカウボーイ、風の怪盗、水の不思議少女、土の守護者とバラエティとバランスに長けたチームメイト。



 ――――地底空間随一の最強ゲーム戦士が、強化ファントムに迎え討つ!!

小説を読んで『面白かったぁ!』と思った皆様、是非とも下の「ブックマーク追加」や感想・レビュー等を何卒お願い致します!


更には後書きと広告より下の評価ボタンでちょちょいと『★★★★★』の5つ星を付けて、作者やこの物語を盛り上げて下さいませ!


A.I.M.Sで登場させたい実物の名銃も、感想欄で募集します!

エレメント◇トリガーズ、次回も宜しく!!

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