第3話
初投稿になります。
小説はほとんど書いたことないのでまだよくわかっていませんが、頑張って書いていきたいと思います。よろしければ読んでいただけると幸いです。
第三話
夢中になって筋トレをしていたら気が付いたら夜ご飯の時間になったらしく、ファラが声をかけに来てくれる。
「アルト・・・その・・・ショックだとは思うけどご飯はしっかり食べたほうがいいと思うの朝も昼も食べてないんだから
せめて夜ご飯だけでも食べに来て・・・」
(そういえば朝は大発見をして夢中になって食べるのを忘れてお昼は寝てたのか・・・さすがに体動かしてたらおなか減ったな)
「わかったよ、今行く」
と答えると、
「ほんと!?よかった・・・」
と泣き出しそうな声で喜んでいた。よほど心配をかけたようだった。先に食卓で待ってるねとだけ言って先に行ったようだ。
キリのいいところで筋トレを中断し食卓に向かう。食卓に着くと、ルリ・バルロド・ファラがぎょっとした目でアルトを見る。
(何かみんなの視線が痛い・・・どうしてだ!?)
この空気の中一番最初に口を開いたのはルリだった。
「アルト・・・なんでそんなに汗びしょびしょなの!?怖い夢でも見た?」
メイに言われ自分の体を見ると、筋トレをしていたせいですごい量の汗をかいていた。服までびっしょりだ。
「なんでこんなに汗かいてるの!?」
と自分で驚いてしまった。
「とりあえずアルトは食事の前に水浴びでもしてきたらどうだ?」
「新しい服とタオルなら持って行ってあげるから水浴びしてきていいわよ」
バルロドもファラも水浴びしてきたほうがいいと言う。おとなしく、家の裏にある川に行き服を脱ぎ汗を洗い流す。
べたついた汗がきれいに流れ落ちすっきりする。川辺をよく見るといたるところにミール草が生えているのが見える。
数十本引き抜き一か所にまとめるが持ち帰る手段のことを考えていなかった。
「あ!!そういえばアイテムボックスがあったな!」
最後にまだ使っていないスキルのことを思い出す。
「アイテムボックス」
というとすぐ目の前の空間が歪む。そこにミール草を入れるとミール草が消えた。正しくはアイテムボックスに収納された。
すべてのミール草を入れ終わると丁度ファラがタオルと着替えを持ってきてくれる。
「はいこれアルトの着替えとタオルね!ご飯の準備はできているから!」
それだけ言うとすぐに家の中に入っていく。俺も体をふき、服を着たらすぐに家の中に入る。
食事を手短に済ませ部屋に戻るとルリが待っていましたとばかりに笑顔になった。
「アルト!アルトが生産職でも一緒に冒険しようね!私頑張って特訓してアルト守れるように頑張る!」
それだけを伝えたかったようで、言い終わったらそそくさと自分の部屋に帰っていった。
「ほんと、昔から嵐みたいだな・・・」
キッチンからあまり使っていないガラス瓶といくつかコップを持ち出してきた。夜は、あまり汗をかきたくないから魔力の上昇を頑張ろう
そうしてアイテムボックスからミール草を取り出し、朝作った魔力水とミール草を錬金してMP回復ポーションを作成する。
そしてそれをガラス瓶に詰める。それを繰り返し、MPが少なくなったら、飲んで回復するの繰り返しをする。
そして最後のミール草を使い切ったら深い眠りに落ちた。
目が覚める。
起きると、朝ご飯の時間になっていた。朝ご飯を食べ今日は、森のほうに行きラビス草の採集に出かける。
アイテムボックスに収納し今度は家の裏でミール草を採集する。
家に帰りいくつか回復ポーションを作り筋トレで限界が来たらポーションで回復する。
ポーションがなくなったらMP回復ポーションを飲みまた回復ポーションを作り、飲んでまた筋トレをするの繰り返しをする
どうやら回復ポーションには疲労回復効果もあるみたいなのでこれをうまく活用していきたい。
「そういえば、ルリの剣術けいこも結構ハードなんだろうな・・・そうだ!!差し入れでポーション持ってけばいいか!
そしたらポーションいっぱい作っても無駄にならない。」
善は急げと早速ルリにポーションを渡しに行く。
どうやらルリとバルロドはずっと素振りをしているらしい。まだ二日目だから仕方ないか・・・
「ルリ!これ差し入れ俺が作ってみたんだけど飲んでみてくれない?」
俺が声をかけると父さんも休憩にしようと気配りをしてくれた。
そう言って回復ポーションを手渡す。
「アルトこれ何?」
「それは回復ポーションだよそのポーション疲労回復効果もあるから飲んでみて」
説明するとそうなんだーと、納得した様子で飲んでくれた。
「アルト!これすごい!!腕の筋肉痛がすっかり治ったよ!」
「やはりアルトは錬金術師だったか・・・それにしても筋肉痛が治るとはすごい効果だな俺も一つもらっていいか?」
と、バルロドも試したいというので同じものを手渡す。それを一気にぐびっと飲み干し感嘆の声を上げる。
「アルトこいつはたまげた生産職でもかなり上のほうを目指せるほどの錬金の腕前だぞ」
お父さんがほめてくれてうれしい気持ちはあったがそれよりもバルロドの言葉に引っ掛かりを抱いた。
「お父さん・・・やっぱり俺が錬金術師だったってどういうこと?」
「ん?ああ、お前さんが生産職の時点で両親のどちらかが生産職なのは確定だろ?そんで馬車で移動しててその最中に野党に襲われ
てるから町で店を構えてる鍛冶師じゃなくて移動しながらポーションを売る商人だったのかなってな、そう思ったんだ」
「なるほどね」
胸につっかえていたものがすっと流れていくようにスッキリした。
「それにしてもこの短期間でよくそんな上質なポーションを作れたな。
もしかしたら錬金スキルのレベルが上がってるんじゃないか?」
確かに大量のポーションを作成したからレベルが上がっていてもおかしくない。そうおもいステータスを確認して驚いた。
アルト (10歳)
職業 生産者
LV 1
HP 58
MP 241
筋力 135
魔力 283
防御力 60
知力 143
運 25
スキル
・生産 LV2 level up
・鍛冶 LV1
・錬金 LV2 level up
・アイテムボックス LV2 level up
たったの二日でこれほどステータスが上がっているとは思ってもいなかったからだ。
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