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生産職の旅  作者: 梓
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第2話

初投稿になります。


小説はほとんど書いたことないのでまだよくわかっていませんが、頑張って書いていきたいと思います。よろしければ読んでいただけると幸いです。



第二話


「まず、これは丁度10年位前の話だ。あれは、厚い雲が空を覆いかなり強い雨が降っていた日だった。

偶然町まで買い物をしに行ったんだ。その帰り道を歩いていると、赤子の鳴き声が聞こえてきたんだ。

急いで駆けつけるたら布1枚くるまれた状態で状態で地面に転がっていた。それがお前なんだ。それで、その・・・言いずらいんだ。

お前が乗っていたであろう馬車は野党に襲われたみたいで完全に壊れていた・・・」


「じゃあ!!俺はほんとのお父さんの子供じゃないってこと!?」


パニックになり声を荒げる。


「落ち着け。ルリにはまだ話していないんだ。ルリに聞かれたらルリまでパニックになる。」


「何で・・・何でずっと言ってくれなかったの!!?もっと早く言ってくれればこんな気持ちにはならなかったのに!」



(もっと早く教えてくれれば・・・剣士になれないって知ってれば!!)


どうしようもない自分への不甲斐なさにふつふつと怒りがわいてくる。父さんにも考えがあってのことだとわかっているのにどうしても

父さんを恨んでしまう。


「すまない。ルリがアルトと一緒に冒険者になるって言ったのを聞いたときに本当は言おうとしたんだ。

だが、その夢を壊したくなかった。もしかしたら、本当はうちの子じゃなくても剣士になって一緒に冒険するかもしれない!

と、勝手な希望を抱いていたんだ。」


何も言えなかった。バルロドが助けてくれなければ今絶対に俺は生きていない。


(ここまでしてもらって・・・見ず知らずの子供を大切なお金を使ってここまで育ててくれた。

それだけでも返せないほどの恩を受けているのに・・・なんで俺は・・・)


「お父さん・・・今日は少し一人にして・・・」


「わかった。生産者になったことは変えられないんだ。お前の人生だよく考えて悔いのないように生きろ。

それと気が向いたらこの本を読んでおくといい生産者に関する本だ。それと本当にすまなかった。おやすみ」


「おやすみ」


そう一言言って家の中に戻る。布団に入り考え事をする。


お父さんの子供じゃなかった。剣士じゃなかった。

戦闘職じゃない生産者になってしまった。ルリと一緒に冒険できない。


といった後ろ向きなことが頭の中をかき回しなかなか寝付けなかった。気が付くと朝日が昇っており、しばらくすると

ルリとバルロドが起きだし、剣の稽古をつけに行った。


その光景を眺めなていると、起きてしまったことを振り返るよりもこれからのことをどうするか決めようという気持ちになった


(とりあえず生産者について知らないといけないよな・・・)


昨日バルロドから受け取った生産者の本を読み始める。


生産者とは、MPと素材を使用して頭でイメージしたものを作成することができる職業らしい。


生産者の主な職業・・・鍛冶師・錬金術師の2つだ。そして、そのどちらかの職業になる。


鍛冶師・・・鍛冶スキルが必ず習得できる。


錬金術師・・・錬金スキルが必ず習得できる。


鍛冶師はインゴットなどから、剣を作成することができる。また、魔物の魔石を使うことにより装備品にスキルを付与することができる。

魔石のランクにより、付与できるスキルの個数は変わる。


錬金術師は主に薬草などからポーションなどを作成することができる。また、金属同士を錬金して新たな金属を作り上げることができる。



ここまで読んであることに気が付いた。


「ステータスオープン!!」


アルト  (10歳)


職業   生産者


LV    1

HP    34

MP    184

筋力   38

魔力   193

防御力  30

知力   143

運    25


スキル

・生産  LV1

・鍛冶  LV1

・錬金  LV1

・アイテムボックス  LV1


「鍛冶も錬金も使える・・・ん?生産??鍛冶も錬金もあるのにどうして??」


考えた結果可能性はほかにもあるかもしれないが今考えつくのは一つしかなかった。


(生産!鉄!)


と頭の中で唱えると、手のひらの上にずっしりとした重みを感じた。目を開けるとそこには鉄のインゴットがあった。

しかし、それと同時に倦怠感も襲ってくる。ステータスを確認すると、MPが30減っていた。


「やっぱり!てことは!」


生産職の本のポーション作成のページを開き材料であるラビス草とミール草と魔力水を順番に生産しようとするが、

魔力水は生成できたが、ミール草はいくら生産しようとしてもできなかった。


(いくらポーションの材料としても生物は生産できないのか・・・でも、

このミール草なら家の近くで生えてるのを何度か見たことがある!)



早速取りに行こうとするが、魔力水を作った影響でMPの消費が激しく倦怠感がさらに増していた。



「寝不足もあるし一回休んでから行こう・・・」


そうして疲れ切った体を無理やりベッドに倒した。ベッドに寝転がるとすぐに睡魔が襲ってきて意識はあっという間になくなった。


起きるとすでに日は沈んでおりファラとメイは魔法の練習をしていた。


(まずい!寝すぎた!)


魔力は回復しきっているが生産や錬金をすれば、すぐにまた魔力切れを起こしてしまうのは明白だ。


「何をしようか・・・さすがに今からミール草とラビス草を取りに行くのは危ないな・・・」


とりあえずステータスを見ると魔力よりのステータスで筋力に不足を感じる。

このスキルがあれば頑張ればルリと一緒に冒険することもできるかもしれない。


そのためには魔力の増加・筋力の上昇・レベル上げ主にこの3つをしていかないといけない。

そして今はMPが少なすぎるからポーション作成はあきらめて、筋力の増加に励もう。


(基本的な腕立て・腹筋・背筋・スクワットこれなら自分の部屋でもできる。)


そうして筋トレに励むアルトだった。 





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