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俺は俺の為に死にたいんだ。  作者: ユメのユメ
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ユメ。再び。

「うおらあああ『世界最強のスーパーミラクルサイレントスーパーキーック』」


カキーン



「.........おい。駄女神。色々突っ込んでいーか?」

「私の渾身のキック...よく防いだわね。中々やるじゃない。」

「いやいやいや...キックなのに斬撃ってどういうことよ?!?しかも何その剣?!なんで金に輝いてるの?!てかてかスーパーってなんで二回もいったのよ?!?てかそもそもなんで俺を殺そうとしてんだよっ!!」

「死人に口無し!!!『ジャイアントミラクルすーぷ......スーパーパンチ』」



パキーン



「?!?!女神ポイント使って買った『聖剣エクスカリバー』が折れた?!それに何そのゼリーみたいなやつ。ちょーきもきもなんですけど」

「お前技名違うのにさっきと同じじゃねーか!!それに絶対噛んだろ?後な。金色のゼリコ馬鹿にするんじゃねえええ」


正直ゼリコがいたのは助かった。

ただなんでこちら側にいるのか分からなかったが気にもしなかった。

「ゼリコ!!」

その一声にゼリコは俺から離れた。

「キャー!!何このぬるぬるしたの!!ちょーきもいんですけど...てか?!動けないんですけど?!なんで締め付け......ああああああ」


金色のゼリコは駄女神を縛り付けた。

「ゼリコよくやった!」

その声と同時に激しく点滅する。喜んでるみたいだ。

「さてと...色々聞きたいことがあるんだが...」

「ふんっ。裏切りものに話すことなどないわあああ」

「.........ん。そうか。」

その言葉と同時に俺の考えを読んだのか...ゼリコは動き出した。

「ええ。そうよってえっ?ちょ?ちょちょどこはいってるのよ!いやっ。いやああ。いやああああああ。ユメなんとかいやっ。しなさいよあああああ」

「ユメ?ユメ様お願いしますだろ?」

「ユメ様お願いしますうううう」

その言葉と同時にゼリコが離れ俺の方にきた。



数分後




「茶」

「はい。ユメ様。」

「んでなんでいきなり斬りかかってきたのよ?ん?」

「ユメ様を見ていたらせっかく死ねる場面がたくさんあったのに楽しんでいたからです。はい。くそ野郎死にやがれです。はい。」

「........」

ズバアン




「なあああんでデコピンするのよおお。痛いんだからね!!!か弱き乙女に手出すとかあり得ない!!」

「お?か弱き乙女?どこにいるんだ?」

「フフーン。ここにいるじゃないっ!」

「ああ。悪い悪い。そうだね。うんうん。」

「何その世界の終わりを告げるような目!?」

「んまあどうでもいい話は置いといてだな。」

「どうでも?今どうでもいいって言った?ねえ?ねえなえ?」

「言ったぞ。何回でも言ってやるぞ!!」

「ユメのばかっ!ばかばかばかっ。ばーかばーかばかばかばーか。」




.........子供かっ!!!



「んまああれだ。初ダンジョン楽しかったんだ。これぞ冒険者みたいな?それにな。くそガキになめられたから祈ったんだよ。生命力吸われれば死ねるんじゃね?ラッキー!て。そしたら読み通り何らかの力が加わって死ななかったわ!」

「ねえなえ?ばかなの?本当にばかなの?ねえねえ。頭大丈夫?」

「ちゃんとした作戦あったんだがな。俺は馬鹿らしいから忘れちゃったな。うん。だってばかだもん。」

「なんでそれ先に言わないのよ!!早く言いなさいよ!」

「あー。もう少しで思い出せそうなんだ。駄女神が土下座してユメ様お願いします。どうかどうしようもないゴミ以下の駄女神にありがたきお知恵をお教えくださいませ。って言葉があれば思い出せそうなんだけどなああ。んー。」

「どうかどうしようもないゴミ以下の塵以下のこの私にありがたきお知恵を授けてくださいませ。私だけのユメ様。」



それはそれはもう見事なスライディング土下座でした。

言葉も変わってるし、よく分かってるじゃないか。


「前に契約した時によ死にそうな状況を作れるっていってたよな?なんでもできるのか?」

「ほぼほぼ出来るわよ。ただ少し時間はかかるけどね。」

「知ってると思うが今俺のダンジョンがあるんだ。そのダンジョンに魔王とか召喚出来るか?」

「そんぐらい出来るわよ!!てかユメ!!貴方頭いいわね!!!私本気出しちゃうわ!」

そうだ。俺に魔王を倒せる訳がない。これでようやく......

「ああ。頼む。」



残り日数後5日...次こそ俺は死ねるだろう。

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