アンドロメダの死化粧
交差点の向こうに 見え隠れする君が
溢れる花束を 手にして消えていく
僕の心の棘も いつしか取れて 枯れゆく
このまま二人で 星の彼方へ行きたい
そして許されるならば 君と軌道を辿るつもりさ
新しい古時計 君との時を刻む
セピアな夕空が 僕らを包みこむ
愛情に包まれた影が いつしか癒えて 消えゆく
このまま二人で 宇宙の果てへ行きたい
やがて叶うのならば 君と藻屑として散るつもりさ
想いは届かずとも 君は願ってくれた
僕のワガママを 黙って許してくれた
白い教会の鳩が いつしか空へと舞い上がって
このまま二人で 星空の先へ越えていきたい
そして許されるならば 輪廻で巡りあうつもりさ
このまま二人きりで アンドロメダの星になるつもりさ
そして叶うのならば 君を愛していたい
ずっと 君が花束とともに枯れて
死化粧をまとい 火に包まれる時も
ずっと 変わらない想い
それは君を慕う愛情
ずっと……