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Histoire  作者:
6/6

#2date scene2

「昨日見せた通り、この世界には不可思議な力が存在する。それこそ、科学で証明出来ないような・・・ね」


彼女の言葉には頷かざるを得なかった。確かに彼女は僕の目の前に一瞬で移動してきたり、全力で走る僕の先回りをしてみせたりと、正直『人間技』とは思えないようなことをやってのけたのだ。


「この力は『エクシード』と呼ばれているの。これは誰にでも発現する力よ」


『現にこの街にも何人かのエクシード所持者が居る』と語る彼女の顔は真剣そのものだった。


「誰にでも?それって僕でもってことか?」


僕の言葉に彼女は一瞬寂しげな顔を

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