3.覚醒するんじゃね?するのか
-研究室-
「ん、んあ、んぷ!」
二人とも吐き気がして、飛び上がるように起き出す
「やっと起きましたか」
誰かの声が聞こえる
「吐き気がするのは、我慢するか、向こうにあるトイレで・・・」
言いかけたときには、二人ともトイレへダッシュ!
「はぁ~、やっぱりだめかぁ~」
実は、リコのは、メカトロマスターの技を極めて、テレポートさせる技を編み出したのは、ごく最近で、しかも、二人同時にテレポートするのは初らしかった
「うあ~、あぶなかった、ここで吐いて、かっこ悪い姿をみせるとこだった」
と、まだ吐きたらなさそうに腹をさすりながら言ったタカに
「あれ、ヒロさんは?」と、リコは笑いと心配を含めた言い方をした
「ああ、ヒロなら」
「おまたせ、今日の朝ごはん全部吐いたかもしれない えっと、食パンに目玉や」
「ちょ、やめてください こっちまで吐きそうになる」とあわててヒロの口を塞ぐ動作をした
「で、どうするんだ?」
と、ヒロは俺達は吐きたいために、ここへ来たんじゃない、異能者になりにきたんだと思いながら言った
え、あ、はい もう大丈夫なのですね、では、研究員達を連れてきます 少々お待ちください」
ヒロ・タカ「うん」同時に真剣な顔つきになり同時に答えた
リコが一礼をし、部屋を出て行く
タカとヒロはお互い向き合った
「っで、どんな異能がほしいか考えてるのか?」
タカがヒロの顔を覗くようにみながら言った
「いや、特には、お前は?」
ヒロは顔だけをひきぎみに言い返す
「俺は、パワーアップ系がいいかな?」
と、タカは両手でガッツポーズをする
「へー、でも、もししっぱ」
とヒロがいいかけたとき ガチャリ
リコが入ってきた
「では、はじめましょう」
リコが意味ありげな顔をしながら言った
「おう」
と単純に返事するヒロ
「どんな異能がもらえるのかな」
とかなり気にしている
「二人の反応的に、お二方ともOKということですね では、そこに寝てください」
リコが指したのは見た目すごく硬そうな純白のベット
そこに二人で寝そべる
両腕、両足、腹、首は、固定され、視界に赤い光を放つ丸いものが見えた
「少し痛みますが、がまんしてください あと、」
と、いいかけて、止めた、そして、怖い顔をして、こう言った
「絶対に、眠ったり、気絶しないでください」
といった瞬間、先ほどの赤い光を放つ丸いものが、口の中に押し付けられた
瞬間 目の前が真っ暗になった、音がしない、体が動かない、
ふっ っと、体が軽くなった、そして、腹に ぐっ っと押されるような痛みがしたかと思うと
急に目の前に光が現れた 先ほどの研究室のようだ
なぜかわからないが、すごく息が荒い
「大丈夫ですか?」
リコが心配そうな顔をして聞くと
「あ、ああ」
と、ヒロはよくわからなげに返す
「俺も何とか、」
タカもよくわからなげな顔をしている
「では、二人とも成功です 固定具をはずしましょう」
そうリコが言って研究員に固定具をはずしてもらうと、
ふたりは、それぞれ、よっしゃーと叫んだ
「で、俺達はどんな能力を?」
「まだわかりません 覚醒するには、まだ時間がかかります それまで、休んでいてください」
「そうなのか、」
-数時間後-
「なんで、(パンッ!)俺達は、(パンッ!)こんなことを、(パンッ!)してるんだ」
ヒロは一回も使ったことなく、よくわからないハンドガン?で向こうにある黒い人みたいな形の黒い的を撃ちながら言った
「なんでだろうな(パパパパパパパパパパパパ)」
タカも同じく一回も使ったことのない銃を使っていたが、形状が違っていて、連射できるタイプのもので撃ちながら言った
「ヒロの銃は、M500という、リボルバーで、タカの銃は、AUGというアサルトライフルだ」
「そんな(パンッ!)ことを(パンッ!)言われても(カチッ!)わから・・・あれ?」
「(パパパパパパパかちちちちち)あれ?」
「あれ? って・・・ 装填数もわからないのか ははは」
と元軍人らしき格好のハゲた・・・いや、スキンヘッドの肌黒い教官は当たり前のことがわからないのかと言うかのように笑っている
「あ、切れたのか 」
銃口をみながら、ヒロは呟いた
「M500は5発 AUGは30発だぞ」
と教官が、そんなことも知らないのかと言うような顔でこちらを見てくる
「知りませんよそん、な・・・うっ なんだ、急に、頭が、うっ」
タカは急にフラフラとし始めた
「おい、どうし、うっ 俺もか、うっ」
ヒロもフラフラしはじめた
「小僧共、やっと覚醒するときがきたようだ、」
教官は、楽しそうにはっはと笑いながら見守る
「く、くそ、はっ!」
倒れそうになったとたん急に頭痛が消えた二人
「よし、覚醒したな、じゃあ、二人にしてもらうことがある、今この場で」
教官は、少し真剣な目をして、さらに続けて言った
「目を閉じて、心臓に集中しろ、そして、そのまま心臓から下へ下へと意識を集中し、足に行ったら、次は上に上がって手に」
と、ちょっと難しげな行動をしろと、教官は言うのである
「わかった」
二人は同時に言い始めた。
タカが急ぎ気味で、少し早く、手に意識を集中させたようだ
「その手に集中した意識をそのままに、両手を心臓に重ねろ」
と、教官
タカは、言われたままに、両手を心臓まで持ってきて、重ねた、すると、
シュ!
タカが消えた
・・・
「ほほータカは瞬間移動つまり、テレポーターか はは、さて、次はヒロだが、」
ヒロは今ちょうど心臓に重ねたとこである すると
眩い光が、体全体を覆い、しだいに消えていった
・・・?
なにも、起こらない?
「なにも起こらないだと!?いったい、なにが」
教官はヒロに触りまくるすると、教官の体から、透明な湯気みたいなものが、ヒロの体に吸い込まれていく
「こ、これは・・・」
異変と共にヒロの能力に気づいたのは、教官だけだった
こんにちは、オリジナル作品のMW3話書けました888
自分的に、長いのを読むより、短くわけたほうが、読みやすいと思ったので、短くしてますが、話がなかなか思いつかなくてww
一番悩んだのは、主人公の能力かな?
タカは、なんとなくすぐに思いついた、最強のものとのコラボでテレポーターにしました。そのものは何か気になる方は、次回をお楽しみにw
では、次回作を書いていきたいと思います。