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江枕色雨
江枕色雨
男にしては長めのストレートの髪をした男。
歳は二十代前半くらい。
穏やかな顔をしていて、棺曰く「毒気が抜ける顔」をしている。
少々過保護な程に妹の衣を大切に思っており、衣にはシスコン呼ばわりされているが、否定していない。
両親を失った衣を養子に引き取っている為に、実は義兄では無く、義父。
年齢的に違和感がある為に衣は「兄さん」と呼び、兄として紹介している。
かつては熱く、正義感に満ち溢れていたが、ある事件以降、多くの他人よりも、大切な者を優先するようになり、かつて程、隙間の神の仕事に意欲的にならなくなった。
それを元弟子である炬深は「腑抜けた」と常々嘆いている。
隙間の神として所属している部隊は「権天使」だが、本気を出せば「座天使」程の力を持っているらしい。
それでも、町を離れることになるので、出世する気はゼロ。
ステッキのような形状の銃タイプの聖痕装置「ウリエル」を使う。
聖痕は「光波屈折」
屈折させて収束した光に自力で生み出した光を加えて放つことができる。
性質上、太陽の出ていない夜は威力が激減し、自力で生み出す割合が増える為に消耗が激しい。