13/47
落河揺祇
落河揺祇
両手首に赤と青のミサンガを付け、手帳とシャーペンを持った記者風の女。
歳は十八だが、留年している為に高校二年生。
一人称は「筆者」であり、作家を自称するが作品を他人に見せたことがない為、評価は不明。
一般人に聖痕を使う罪悪感から、鬱病になっていた時期もあり、精神的に脆く、ナイーブな性格。
秘匿に特化した聖痕使いが集まる部隊「主天使」に所属する記憶操作の聖痕使い。
記憶の操作にかけては暗示や消去とは違い、偽造するタイプの聖痕使いの為、一般的な「主天使」よりも優れているスペシャリスト。
しかし、逆に言えば、戦闘などには向かず、それしか道を選べない聖痕。
違法聖痕使いと戦う為に隙間の神に入ったが、聖痕を使う相手は一般人ばかりと言うことに苦悩し、罪悪感に苛まれていた。
現在は棺の言葉で少し考えを改めた。
聖痕は「虚偽記憶」
記憶を初期化するのでは無く、上書きする聖痕。
偽の記憶を考え、それを他人に自身の記憶と信じ込ませることが出来る、秘匿に特化した強力な聖痕。