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今日から使える異世界ライフハック  作者: 白生荼汰


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たこ焼き粉のから揚げ

 ブレッドとブッケに確認してみたら、イカもタコもエビも問題なさそうだ。

 ただ『こんなに小さいヤツなんて食いでがないだろうに、こんなものまで食うのか』と、あきれられた。カップ麺に入ってるフリーズドライのエビもタコも小さいもんなぁ。この世界の生き物は卵や豚やアルミラージの肉を見る限り、元の世界よりも大きいみたいだから、余計に小さく感じるのかもしれない。

「これはどうかな、チリトマト」

「ちりとま……?」

「チリっていう辛い野菜とトマトっていう赤い野菜味のスープで炊いたご飯」

「辛い野菜……」

 唐辛子は香辛料屋さんで売ってたけど、野菜といえば野菜なのです。

 季節のせいかもしれないけど、まだこちらでトマトを見たことがないので、トマトが受け入れられるかも知りたい。

「あれ。ブレッドが食ってるの、売ってる奴と違うな?」

 ゲルキが目ざとく声をかけてきた。

「まだおむすび屋さんで出してない味を試しに作ったのを味見してもらってるの」

「え、いいなぁ! 俺も! 俺も味見するのに!」

「え、あ、じゃ、どうぞ」

 ピョンピョン飛び跳ねながら主張されて、ひとくち齧ったおむすびの口をつけてないところを割って渡す。

「わー、やった!」

 ブレッドとゲルキは毎日おむすびを買いに来てくれる。

 わたしが言うのもなんだけど、よく飽きないな。

 カップ麵、美味しいよ?

 そしてカップ麺を炊き込んだご飯も美味しい。

 でも、味が濃くてしょっぱい。

 売ってる私が言うのもなんだけど、いくら違う味にしているといっても、毎日食べてたら飽きると思うのよ。

 ていうか、正直わたしはまた飽きが来ていてですね。明日のカレーヌードルと丸い方の焼きそばを確認したら、しばらくはカップ麺食べたくないなって思ってる。

 昨日も今日も味見するのが億劫で、炊いたご飯全部おにぎりにして、朝はうどん食べてきたし。

 いやぁ、うどんもね。賞味期限が着々と近づいてますからね。

 うどんはほんのり塩味しかないところが本当に素晴らしい。

 めんつゆもあったかいのとつめたいので全然味が違って感じられるから飽きが来ない。

 味噌煮込みうどんじゃないけど、お野菜たっぷりにお味噌汁で煮込んでも美味しいしね。

「うわっ、辛い! でも美味い! 食ったことない味がする」

「リサが作るものはどれも食ったことない味がするだろ?」

「そーだけどー。昨日の肉も、今日の肉も、変わってるよな。昨日のはあまじょっぱくて、今日のはなんかぱりぱりした皮が付いてて、どっちも肉だけ腹いっぱい食いたかった」

 昨日のお肉はアルミラージの照り焼きで、今日のお肉はアルミラージのから揚げだ。

 唐揚げは小麦粉も片栗粉もないから、残り少なかったたこ焼き粉で代用した。おかげで使い切ったからもう同じものは作れないのだけど、何故か衣の部分がやたらにパリッとした仕上がりになった。これはたこ焼き粉の効果なのか、アルミラージだからなのか。さすがにホットケーキミックスで唐揚げを作る気にはならないけど、お好み焼きの粉だとどうなるのかは気になる。

 揚げ焼きにしたから、揚げ油の残りはほとんどない。今日の晩酌をお好み焼きにしたら終わりかな。

 油を多めに使うと言えば、餃子も食べたい。

 小麦粉、小麦粉さえあれば……あるんだけど、買えるんだけど、いかんせんこの世界の小麦粉って薄力粉だか強力粉だかわからないし、精白甘くて大抵全粒粉でふすまたっぷりなんだ。一応上等品だと、ふるいにかけてるのか、かなり白くはあるものの、わたしの眼からするとやっぱり茶色っぽい。

 あと片栗粉欲しい。

 片栗粉は作るのそんなに難しくなかったはず。

 じゃがいもも売るほどあることだし、小学生に戻ったつもりで手作りしてみようかな。


いつも読んでいただきありがとうございます。

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