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Project Alpheos(プロジェクト・アルフィオス) ~あなたのリクエストで星の未来を取り戻せ~  作者: だしのもと
Project Alpheos 体験ミニストーリー(星レベル10~

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【クリスマスマーケットの夜】

※挿絵はAIイラストを使用しています

 冬の夜。


 二人は灯りがきらめくクリスマスマーケットを訪れていた。

 石畳の広場には、色とりどりの屋台が並び、温かい光が通りを照らしている。

 クリスマスツリーが中央に飾られ、クリスマスソングが優しく流れる。

 空気は冷たいけれど、人々の笑顔と賑わいが、心を温めてくれる場所だった。


「わぁっ、これ見てお兄ちゃん! どのお店も雑貨がキレイだし、かわいいし、選べないよぉ〜!」


 ホットチョコを両手で抱えたキララが、嬉しそうに賑わっている店を見てはしゃいでいた。

 手作りのオーナメント、木彫りの人形、キャンドル、刺繍の施されたクッションカバ――どれも温かみがあって、どれも欲しくなってしまう。


「これもかわいい! あ、こっちもいいなぁ!」


 キララは店から店へと駆け回り、一つ一つを手に取っては目を輝かせている。

 一方ピカルは、ゆっくりと店を見て回り、丁寧に選んだ赤いオーナメントを手にしていた。

 ガラス製の球体に、繊細な模様が描かれている。

 光を受けて、キラキラと輝く美しいオーナメントだ。


「これはツリーに飾ったらきっと映えるな。キララ、帰ったら一緒に飾ろう」


「うん! 楽しみだね!」


 キララは嬉しそうに頷いた。


挿絵(By みてみん)


「――っとその前に‥‥‥あっちのお店のぐるぐるソーセージ食べていこ!」


 キララが指差した先には、長いソーセージを螺旋状に串に巻きつけて焼いている屋台があった。

 香ばしい匂いが漂い、行列ができている。


「まったく、相変わらず食べ物センサーには抜かりがないな」


 ピカルは苦笑しながら、キララの後をついていった。


________________________


――ぐるぐるソーセージの屋台前――


「これ、どうやって食べるの?」


 キララは受け取った長い串を見つめ、首をかしげた。


「‥‥‥端から食べるんだろう。ほら、こうやって――」


 ピカルがお手本を見せると、キララも真似して一口。


「んん〜!美味しい! 外カリカリで、中ジューシー!」


「ああ、確かに美味い」


 二人は並んで、ゆっくりとソーセージを頬張った。

 暖色のイルミネーションが揺れる中、二人のシルエットもあたたかく寄り添う。

 周りには、笑顔の家族連れ、恋人たち、友人同士――皆が思い思いにクリスマスマーケットを楽しんでいる。


「ねえ、お兄ちゃん」


 キララがふと、真剣な表情で話しかけた。


「地球の冬って‥‥‥すごく温かいね」


「‥‥‥温かい?」


 ピカルは少し驚いた表情を浮かべた。


「うん。気温は寒いけど、人々の笑顔とか、こうやって集まって楽しむ文化とか‥‥‥なんだか、心が温かくなるんだ」


 キララは周りを見渡しながら、続けた。


「アルフィオスには、もうこういう温もりがなくなっちゃってたから‥‥‥だから、こうやって地球で体験できて、本当に良かったって思うの」


「‥‥‥そうだな」


 ピカルも頷いた。

 地球の冬は、予想以上に温もりを感じた。

 それは、単なる暖房やホットドリンクの温かさではない。

 人々が集まり、笑い合い、支え合う――その『心の温もり』こそが、地球の冬の本質なのだろう。


「この温もりを、アルフィオスにも持ち帰りたいな」


 キララがぽつりと呟いた。


「‥‥‥ああ。必ず、持ち帰ろう」


 ピカルは静かに答えた。


 その後、二人は手に持ったオーナメントや雑貨を見せ合いながら、ゆっくりとマーケットを後にした。


「お兄ちゃん、今日買ったオーナメント、どこに飾る?」


「ツリーの一番目立つところだな」


「いいね! 私のもそこに飾っていい?」


「もちろんだ」


 キララは嬉しそうに笑った。

 夜空には、星が瞬いている。

 地球の冬の夜――それは、温かな光と、優しい笑顔に満ちていた。


_____________________


 帰宅後。


「さぁ、飾ろう!」


 キララはツリーの前に座り、オーナメントを手に取った。


「‥‥‥ここに、こう飾って‥‥‥」


 ピカルも一緒に、丁寧にツリーを飾っていく。

 赤いオーナメント、銀色の星、金色のベル。

 一つ一つが、今日の思い出を刻んでいく。


「完成!」


 キララは満足そうに、完成したツリーを見上げた。


「――綺麗だな」


「うん! 今年のクリスマスは、最高だね!」


 二人は並んで、ツリーの光を見つめた。

 クリスマスマーケットの灯りも、ツリーの光も。

 すべてが、二人の心に温もりを灯していた。

参加者リクエスト:「ピカルとキララのクリスマスマーケット体験」


お読みくださりありがとうございます!

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リクエスト企画の方は不定期で参加者様を募集してます。

Xで最新情報を投稿してますので、よかったらご覧ください。


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