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Project Alpheos(プロジェクト・アルフィオス) ~あなたのリクエストで星の未来を取り戻せ~  作者: だしのもと
Project Alpheos 体験ミニストーリー(星レベル10~

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【おにぎりの中のやさしさ】

※挿絵はAIイラストを使用しています

「ピクニックといえば、やっぱりおにぎりだよねっ!」


キララが元気に掲げたのは…… なんとピカルの顔よりも大きい、 どこか丸くてふわふわした巨大なおにぎりだった。


「ちょ、ちょっと待て。 まさか、これ……キララが作ったのか?」


「ふふーん!あたりー♪ 朝から炊いて詰めて、ぎゅーってがんばったの! 中身もいろいろ入れたよっ!」


(いろいろって……どこに?)


ピカルは黙ってその「白米の塊」にかぶりついた。

が。

白米、白米、また白米。

食べても食べても、中身が、ない。


「……なあ、キララ。これって、具、どこに……?」


「あるよ!?ちゃんと“どこかに”入れたもん!」


ムッとするキララをなだめつつ、ピカルはひたすら白米と格闘し続ける。


「……おっかしいなぁ。7種位入れたはずなんだけど」


そう言って指折り数えているキララに、 (まったく……) と苦笑しながらもピカルはまたひと口。


「食べきるか自分の腹が限界になるかの勝負だな」


挿絵(By みてみん)


そして謎の勝負はこうして始まった。

“中身の見つからない巨大おにぎり事件”


ピカルが格闘すること数分。

ようやく、おにぎりの内部に何かが当たった。


「……これは……たくあん……?」


「やった!第一層突破だねっ!」


「まさか、層構造になってるとは……。これはもはやおにぎりというより.…」


「“夢詰めおにぎり”ですっ!」


誇らしげに胸を張るキララに、ピカルは言葉を失う。


(いや、名称に夢を詰めるのはいいが、せめて具を均等に……)


それでも


「……次は、梅干しか……ちゃんと具の種類考えてる」


ぽそっとこぼしたその一言に、キララはぱぁっと笑顔を咲かせた。


「でしょっ!?わたしね、最初に酸っぱいのが来るとテンション下がると思って……あえて中間にしたの!」


「……そんな理由が……」


ピカルはそっと視線を落とす。

料理が苦手な彼女にしては、なるべく手軽にできるものを選んだらしい。

仕上がりは不格好だが、妹なりに“誰かを想って作った”ことは、しっかりと伝わっていた。


「……じゃあ最後の層は、甘い系か?」


「うふふ、最後はね……ひ・み・つ♡」


ピカルが無言でラスト一口に挑むと、そこには――ほんのり甘い、ふわっとした桜でんぶ。


(……ちゃんと、最後の締めまで考えてあるのか)


「……まいったな。完食だ」


「おめでとうございます!ピカルさん!おにぎりチャレンジクリアですっ!」


大喜びで拍手をする妹を横目に、ピカルはお茶をひと口含みながら、そっと言った。


「……さすがに次からは、もう少しだけ小さめでもいい」


「えー!?特大じゃないと夢つまんないよ~!」


笑い声が青空に響く中、ピカルの記録端末には「地球の“おにぎり文化”」がしっかりと登録されていた。

リクエスト:ピカルが巨大おにぎりを頬張る


お読みくださりありがとうございます!

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リクエスト企画の方は不定期で参加者様を募集してます。

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