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Project Alpheos(プロジェクト・アルフィオス) ~あなたのリクエストで星の未来を取り戻せ~  作者: だしのもと
Project Alpheos 体験ミニストーリー(星レベル10~

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【クッキーと笑顔と星の約束】

※挿絵はAIイラストを使用しています

「この箱にはハートのチョコチップ入れて、 次の箱にはスマイル型にしよっかなっ♪」


キララはテーブルの上でリズミカルにクッキーを詰めていた。


その表情は真剣で、自分の世界に入り込んでいる。

ピカルはその光景を数歩後ろから見つめながら、 つい問いかけてしまった。


「なぁ、キララ。それ手作りじゃないよな?」


「なっ・・・ちがうよっ!地元の人が作ってくれたのを、わたしが心を込めて丁寧に詰めてるの!」


ムスッとした顔で言い返してきた彼女に、 思わず笑いがこぼれる。


どうやら『手作りクッキー疑惑』は彼女の地雷だったらしい。

それでもキララはすぐに切り替えて、 クッキーの箱を持ち上げながら声を弾ませた。


「これはね。ただのお菓子じゃないんだから! みんなの活動がハッピーになるように、 お手伝いしてるんだよっ!だからね。売れたらすっごく嬉しいの!」


その言葉に、俺は少しだけ目を細める。


木陰で涼む大人たち、興味津々で見つめる子どもたち、そして仲間のガールスカウトたち。

キララはそんな人々に自然と囲まれて、 笑顔でやり取りをしていた。


挿絵(By みてみん)


「・・・・・・さすが、すぐに人の輪に溶け込むのが早いな」


彼女の隣には、もう壁なんてどこにもなかった。

まるでずっと前からそこにいたみたいに、街や空気に、ぴったりと馴染んでいる。

胸を張る妹が、なんだか少しだけ頼もしく見えた気がした。


「いらっしゃいませーっ!チョコチップクッキー、ただいま焼きたて・・・じゃなくて!詰めたてですっ!」


キララの声が、木立の広場に元気よく響く。

小さなテントの前には、クッキーの箱がかわいらしく並べられ、手描きのPOPには【みんなにハッピーをお届け☆彡】とカラフルな文字。


「それ、キララが書いたのか?」


「えへへっ、絵はとなりの子が描いてくれたの!わたしはね、ことばのとこ担当!お兄ちゃんに見られても恥ずかしくないやつにしたんだよ~」


「なに基準だ、それは」


呆れたように言いながらも、ピカルの頬はほんのり緩んでいた。

そんな彼の横で通りかかった親子がクッキーを手に取り、にこやかに会話を交わしていく。


「おねえちゃん!これ、どれがおすすめー?」


「んー、ハートのチョコ入りは『がんばった日に食べてほしいクッキー』だよ! スマイル型は・・・そうだなぁ。食べたらぜったい笑顔になるやつっ!」


自信満々に答えるキララに、子どもたちは顔を輝かせた。

クッキーと一緒に、彼女の言葉までもが贈り物になっていく。


「言葉に気持ちを込める・・・・・・か」


ピカルは、そっと胸ポケットからノート端末を取り出した。

彼女の言葉と笑顔の記録。

それは、アルフィオスにはまだ存在しない、『目に見えない価値』の一つだ。


「お兄ちゃん!あっちの子たち、食べ比べしてみたいって~!手伝ってよ~」


「分かった。補充するクッキーを持っていく」


「フフフッ!ありがとっ!」


満面の笑みで親指を立てる妹に見送られながら、ピカルはそっとつぶやいた。


「こういうのも、再生のヒントになるかもしれないな」


クッキーと一緒に、届けていたのは『やさしさの記憶』。

それを積み重ねることで、きっと星にも希望が戻ってくるとそんな気がした。

参加者リクエスト:キララでガールスカウト体験(クッキー販売)


お読みくださりありがとうございます!

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リクエスト企画の方は不定期で参加者様を募集してます。

Xで最新情報を投稿してますので、よかったらご覧ください。


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