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Project Alpheos(プロジェクト・アルフィオス) ~あなたのリクエストで星の未来を取り戻せ~  作者: だしのもと
Project Alpheos 体験ミニストーリー(星レベル1~9まで)

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【朝の勝負!】

※挿絵はAIイラストを使用しています

「よーし、コーギーちゃん!このボール取った方が勝ちね!」


挿絵(By みてみん)


キララが元気いっぱいにボールを掲げる。

朝露の光る草原に、笑顔が弾けた。


「負けないよ〜っ!!ボクの方が足は誰よりも速いからね!」


小さな足で地面を蹴り、コーギーちゃんがしっぽをぶんぶん振る。


「言ったなー?私の投げる球、すごいんだから!」


キララは勢いよくボールを投げた。

くるくると回りながら草の向こうへ消えていくボールを目指し、ふたりは全力で駆け出す。

風を切る音、草を踏む足音、そして楽しげな笑い声。

朝の空にまで届きそうだった。


「うおおおおっ!」


先に追いついたコーギーちゃんは、勢いあまって草むらへダイブ。


「やったっ……!ボクの勝ち……いや待って、葉っぱだらけだ〜!」


顔中に草をつけて転がる姿に、キララはお腹を抱えて笑った。


「コーギーちゃん、顔に草ついてるよー!」


「取って取って!!顔がくすぐったいよ〜!」


キララがそっと草を払ってやると、コーギーちゃんはちょっとむくれた顔でボールを咥え直す。


「でも、ボールはボクが取ったもんね!」


「なんだと~!?……じゃあ次は私が投げて取る番ね!」


「え、それって勝負にならないんじゃ……!」


「いいの!楽しいから!」


きっぱりと言い切るキララに、コーギーちゃんは思わず目をぱちくり。

次の瞬間、しっぽをぱたぱた振りながら笑顔を見せた。


「うん、ボクも楽しい!」

_________________________


朝露の草原を駆け回るふたりの声は、少し離れた道にまで届いていた。

散歩から戻ってきたピカルは傘代わりに持っていた本を軽く閉じ、そちらに目を向ける。


「朝から元気だな、まったく」


草の中を駆けるキララとコーギーちゃん。 

投げたボールを追いかけては転がり、笑い声を響かせている。


少し呆れたようにため息をつきながらも、ピカルの口元は自然と緩んでいた。


「無邪気なのはいいことだけど、後で泥だらけの服はちゃんと洗ってもらわないと」


そう小さく呟き、再び歩き出す。

けれど背後では、まだ笑い声が絶えない。

キララの弾む声。 

コーギーちゃんの元気な鳴き声。

その響きは、どこまでも澄んだ朝空に溶けていく。


「まあ……、悪くない朝だ」


ピカルは眼鏡を押し上げて空を見上げた。

青に広がる雲の切れ間から、光がきらりと降り注いでいた。

セルフリクエスト:「キララとコーギーちゃんのボール遊び」


お読みくださりありがとうございます!

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