【青き光と茶化しの声】
※挿絵はAIイラストを使用しています
黒の外套を翻し、蒼い閃光を纏ったピカルは、 静かに眼鏡を押し上げた。
その瞬間、空間に古代語の魔法陣のようなホログラムが浮かぶ。
そして、彼の瞳が蒼く煌いた。
「理を司る星護の末裔にして、 記録と制御の紡ぎ手―― 我が名はピカル・リアナス。 全ての因果律よ、今ここに屈せ。」
静電のような光が奔り、 周囲が瞬く間に青に染まっていく。
「……お兄ちゃん、それ絶対に厨ニっていうやつ のポーズでしょ……?」
キララがぽつりと呟いた。
それに咳を払い、顔色を変えずに言った。
「……気のせいだ、キララ。」
キララはじと目でお兄ちゃんを見つめた。
「……気のせい、ねぇ」
「そうだ」
ピカルは青白い光を指先で収束させると、何事もなかったかのように外套を整える。
しかし、周囲のホログラムがまだ残っているのを見て、キララは小声で爆笑した。
「ホログラム消し忘れてるよ、お兄ちゃん!」
「……演算領域を維持しているだけだ!」
「厨ニっていうより、もはや全開だよねー」
ピカルは咳払いをして眼鏡を押し上げた。
「……記録と制御の維持に必要だ。お前の安全のためでもある。」
「はいはい、ありがとー。でもそのポーズは次から写真撮るからね」
「やめろ....!」
「でもさ、お兄ちゃんのそういうとこ、けっこう好きだよ☆」
突然の言葉に、ピカルは一瞬だけ視線を落とし、小さく息をついた。
「……そうか。」
「うん!」
キララの笑顔を見て、ホログラムはそっと消えた。
そして青い光だけが、まだ微かに彼の手の中に残っていた。
参加者リクエスト:「ピカルに厨二風のセリフを言ってもらう」
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