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Project Alpheos(プロジェクト・アルフィオス) ~あなたのリクエストで星の未来を取り戻せ~  作者: だしのもと
Project Alpheos 体験ミニストーリー(星レベル1~9まで)

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【ふんわり卵焼きに朝の香り】

※挿絵はAIイラストを使用しています

朝のキッチンは、柔らかな陽光に包まれていた。

窓から差し込む光が、ピカルの横顔を淡く照らす。

その視線の先、熱を帯びた卵焼き器の上で、黄金色の液体がふつふつと揺れていた。


挿絵(By みてみん)


「火加減を、ここで少し強めて……」


ピカルの低い声が、静かな空間に溶ける。

手首をすっと返し、菜箸を巧みに操りながら彼は続けた。


「巻くタイミングを逃さないように……よし。」


ぱたん、と音を立てて卵を巻き上げる。

無駄のないその所作は、まるで熟練の職人のようだった。


「わあ……お兄ちゃん、めっちゃ職人さんみたいじゃん!」


キララがカウンターに身を乗り出し、瞳を輝かせる。


「いや、ここからが難しくて」


ピカルは淡々と答える。


「これは技術の問題というか、工程の最適化を――」


「はいはい、説明されても私はできる気がしないので大丈夫でーす!」


キララは笑いながら手を振り、冷蔵庫の方へと駆けていく。


「お皿の準備してくるね~!」


お皿を手に戻ったとき、キララの目に飛び込んできたのは、美しく巻き上げられた出し巻き卵だった。

ふんわりとした層が重なり合い、ほのかな湯気を立てながら輝いている。


「うわぁ……ほんとにキレイ……!」


キララは思わず息を呑む。

光を受けて、卵の表面がほんのり艶めいていた。

ピカルは少しだけ照れくさそうに目をそらしながら、卵をそっと皿に滑らせる。


「もうちょっとふわっと仕上げたかったんだけど……まあ、次回の課題だな」


「いやいや、十分すごいから!? これ朝から食べられるなんて最高でしょ!」


キララは、嬉しそうに声を弾ませた。

そのままふたりは並んで、朝食を囲む。


キララが一口頬張ると、ふわりと広がる出汁の香りに目を丸くした。


「ん~~~~っ!」


もぐもぐと口を動かしながら、親指をぐっと立てて見せる。

ピカルは、静かに小さく呟いた。


「……よかった」


その声を聞いて、キララはにっこりと笑い、コップの水をくいっと飲み干した。


「よーし、今日もがんばるぞ~!」


太陽の光が差し込むキッチンに、ふたりの笑い声があたたかく響いた。

まるでこの時間ごと、幸福という名前の色で染められたみたいに。

リクエスト:ピカルで出し巻き卵(和食体験)


お読みくださりありがとうございます!

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リクエスト企画の方は不定期で参加者様を募集してます。

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