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Project Alpheos(プロジェクト・アルフィオス) ~あなたのリクエストで星の未来を取り戻せ~  作者: だしのもと
Project Alpheos 体験ミニストーリー(星レベル1~9まで)

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【泡に愛情?をこめて】

※挿絵はAIイラストを使用しています。

「カプチーノお待たせしました~……って、あれ?」


挿絵(By みてみん)


カウンター越しに顔を上げたキララが、ぱちぱちと瞬きをする。


「お兄ちゃん? どうしたの? お店に来るなんて珍しい~!心配だった??」


ピカルは、手元のメニューを閉じながら静かに答えた。


「……いや、まぁ……ちゃんと作れてるみたいでよかった」


「……あーっ!」


キララが何かに気づき、突然むっと頬をふくらませる。


「また失敗すると思って来たんでしょ! 私だってやればできるんだから!」


(……前例が、な……)


過去にあった数々の“惨状”を思い出し、ピカルは微妙な表情になる。

が、言葉にはしない。


「なによー! でもね、今日のわたしは違うの!」


胸を張るキララ。

その時点で、少しだけ不安が和らいだ。


(……いや、“根拠のない自信”ってやつじゃないだろうな?)


「実はね……昨日、寝る前に“ラテアート動画10本”見たの! これでプロ級!」


小声でピカルの耳元に種明かしをする。

動画10本でプロ級になれるなら、地球の修行文化は崩壊してると思う。


そう心でツッコミながら、ピカルはただ頷いた。

ここで言い返したら倍返しでテンションが上がる。

学習済みだ。


そして、差し出されたカップ。


表面には……ハート。

いや、正確には“ハートっぽい生命体”だ。

……努力の痕跡は見える。

否定はしない。


「見て! わたしの愛情100%ハート!」


愛情は泡に閉じ込めないでほしい。

というか、今すぐ言葉のチョイスを再考してくれ。


ピカルは恥ずかしさを隠しように無言でカップを受け取り、口をつけた。

ふわりと泡が広がり、舌に柔らかな甘みと苦みが絡む。


「……おいしい」


素直にそう言えた。

味は本当に悪くない。


(というか、かなり……いや、普通に美味いな。どういう確率で成功したんだ?)


その瞬間、目の前の紫の瞳がキラッと光った。

ぱちりと大きな瞳がこちらを見て、次の瞬間—‐満面のドヤ顔。


「でしょ~~! ちゃんとやればできるんだからっ!」とでも言いたげに。


ピカルは軽く肩をすくめて、もう一口。

失敗も成長も、全部詰まった一杯だ。

温かな香りがゆるやかに心を解きほぐしていった。

参加者リクエスト:キララにバリスタ体験


お読みくださりありがとうございます!

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リクエスト企画の方は不定期で参加者様を募集してます。

Xで最新情報を投稿してますので、よかったらご覧ください。


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