出会いと別れを繰り返して。
生まれ落ちた
涙を抱いて
ひとときを刹那に浸り
想い尽くす
濡れた痕をたどる指が
震えていようとも
尽くし尽くされた
仲間意識の関係も
取り立て云えば
何もない薄情な思い出
誰も見てはくれない
それが当たり前の事実だった
信じて生きていく事が
こんなに辛くて痛いとは..
一体どうして
人間は産まれ堕ちるの
脆く儚い
生命の延長線上を
小躍りする
悪魔を想見してしまう
生まれ落ちた
涙を抱いて
ひとときを刹那に浸り
想い尽くす
濡れた痕をたどる指が
震えていようとも
出会い別れる