作者頑張れ
「なんかつまらないなー、あと数分で学校も終わり。今日は帰ってから何しようか…」
「おーい帰るぞー…まじ?コイツガチで寝てる。笑う」
「まじやん!こいつテスト終わってから終礼までずっと寝てるやん!ここは写メっとくかー」
「冗談はそこら辺にしとけよー?そしてけん、お前も起きろ。」
(…なんか騒がしいな……―まだ眠い…けどうるせえなー寝かせろよ)ゴンッ
「いって!」
「ごめんなー起きないからついつい。」
「ったくお前かよ…たくみ。」
「おう、それにこいつらもいるぞー」
「そうだそうだー俺らもいるぞ~」
「おはよ〜けん―…ってもう夕方か」
「悪い悪い笑笑、なおや久しぶりやな」
「あつむもおはよー」
こいつらは幼稚園からずっと一緒にいるやつだ。まぁ言わいる幼なじみってやつ。何故か喧嘩はしない。言いたいことは絶対言う。隠さない。言われて改めなければならないところは改める。ってしてたらあんまり喧嘩しなくなってた感じだけどね笑
「たく、けんがいつまでも寝るから帰るの遅くなっちまったじゃねーかよ」
「ん、悪いなたくみ。眠かったんだ、許してくれ。」
「別いいけどなーー…いや、ならなんか奢れ!」
「お、いいねー俺らにも奢ってよけん!」
「ラッキー。ちょうどお腹すいてたんだよねー」
「金全然ないからまた今度なー」
「わかった!今度高いの奢らせよ!笑」
「いいねー」
「なら考えとこうかな!じゃ帰ろ〜」
校門を出て帰りながら話していると横断歩道を小さい女の子が頑張って歩いていた。
「あいつ頑張ってるなー」
「けんってロリ好き?」
「まじかよ!?けん犯罪はダメだからな。考えて行動しろよ?」
「なわけあるかい!ただ小さい子が頑張る姿は応援したくなるんだよ!!」
「……あれ危なくないか?あの車電話に夢中で横断歩道の子に気づいてなくない?」
「けん!」
「おい、待てってさすがに…」
「足早すぎだろ。あいつ」
俺は直也が教えてくれた瞬間気づけば全力で走り出していた。後ろであいつらが叫んでいたが頭に入ってこなかった。
「ったく、なんで俺走ってるんだ。だが、まぁどうでもいい。助けることだけを考えろ。」
車はもうすぐそこにまできている。このままでは女の子が死んでしまう。
(絶対にさせるか!させて、たまるか!!)
「うぉーーーりゃー」
―――ドンッ―
(あ、やべぇー。車にぶつかるってこんな感じなんだな。)
(こんな痛いのか。血が出てるなー。寒くなってきた。)
「おい!けい!!死ぬな!」
「救急車!!大丈夫だけい!救急車呼んだからそれまで耐えろ」
「けいお願い!まだ死ぬなないで」
(みんながなんか言ってる…あ〜俺やっぱここで死ぬのかー…どうせならあいつらに一言言いてぇーな)
「お前ら、よく聞け。多分俺はここで死ぬ」
「「「生きろ(て)!!!」」」
「悪いなみんな。先に行くことになりそうだ。お前らと会えてほんと幸せだった。ありがとう。」
「そんな事言うなよ……俺の方がけいに感謝してるんだよ。だから生きてくれよ。」
「やだよぉーそんな、けいはみんなに奢る約束でしょ?死んだらダメだよ。まだ沢山思い出作りたかったよぉーお願いだから、生きてよ…けい…」
「お前がそんな弱気になってどうする!お前は俺よりも長く生きるんだろ!?こんなとこでおわるなよ!!!!」
「…また生まれ変わったらさ、仲良くなろうな。俺は早く行って待っとくわ…もしかしたら先にもう1人生送ってから同じ人生をあゆむことになるかもな」
「そしたらお前らよりも人生経験積んで先輩と称えさせるわ。ありがとな!おまえら!家族がいなくなって寂しい時も一緒にいてくれて……ほんとに良い友人を持った!幸せもんだよ!」
―――俺は17歳でこの世界を旅だったのだ―――
面白いって言ってくれる人が多ければがんばっていくます
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