おかみさんの愚痴の詩
旦那さんと、おかみさんが話しています。
お前なんとかしろと旦那が言う
はい?わたしゃしがないおばちゃんさ。
何をどうやれどうするか
あんたのそれは自分でやる事
仕事先でのアレコレ
誰それアレコレ、やれこれ
そーゆー事だ、基本根本世の中変更したいな
了解?お前 俺の意見を
外で言え
俺の代わりに革命しろ
とんだ腑抜けがいたものさ
わたしゃしがないおばちゃんさ
洗濯物が乾かない
飲んだグラスを片付けない
今晩おかずは何にする
旦那の愚痴がうるさいわ
あそこの饅頭食べたいな
そんな事なら外にて話す
なんでしがないおばちゃんが
おっさん意見を
夫婦といえど他人の意見を
社会に対する愚痴ってのを
私から発信せなあかんねん
それは自分でやっとくれ
わたしゃしがないおばちゃんさ
世の中聖なる世界に レボリューション
よりも
我が家のリフォーム そっちのが大事
壁紙も変えたいし、キッチンのシンクも変えたいな
このままでは世界が滅んでしまう
旦那がゆゆしげに話すけど
地球に隕石堕ちてきて
一夜で消滅それもある
大きな世界を考える
それはとても大事とは賛同するが
おばちゃん、まずは大事にしたいは
身の回りの小さな世界
朝昼晩の平和な世界
旦那は憂いて話してる
それを守るために
俺の意見を外で言え
はい?わたしゃ しがないおばちゃんさ!
そんな事は自分でしなさい
晩ごはん何がいい
何でもいい
そして出したおかずにケチつける
イラッとするおばちゃんさ
旦那よ、まずは小さな世界に
目を配ることから
始めよう
世の中平和なそのときに
お前の足元日常生活崩壊したら
さあどうする?ふふふのふ。
おかみさんは、イラッときてましたとさ。